フリマアプリなどでスマホを売買するときに見かける「IMEI」という文字。
iPhoneやiPadについてるIMEI番号ってなんなの?
この記事ではApple製品についている「IMEI番号」について、以下の疑問を解決していきます。
この記事で分かること
さらに、間違えやすいシリアル番号との違い・ネットワーク利用制限とSIMロックの違いについても詳しく解説しています。
IMEI番号とは
「IMEI番号」とは端末識別番号のことで、「国際移動体装置識別番号(International Mobile Equipment Identifier)」の略です。
何やら難しい言葉に感じますが、世界共通で管理されている端末を識別できる番号ということです。
スマホなど通信端末を識別する場合に使われる番号で、「ネットワーク利用制限」を確認するときに必要になります。
SIMカードを差し込まないWi-FiモデルのiPadには、IMEI番号がありません。
「IMEI」と「IMEI2」
IMEI番号は、「IMEI」と「IMEI2」の2つ存在することがあり、以下のような違いがあります。
「ネットワーク利用制限」の確認には、「IMEI2」ではなく「IMEI」の番号を使用します。
IMEI番号の調べ方
IMEI番号を確認する方法はいくつかありますが、簡単な方法を3つご紹介します。
設定から確認する
「設定」>「一般」>「情報」から確認できます。
外箱で確認する方法
外箱の背面からも、確認することができます。
ダイヤルから確認する
電話アプリから、キーパッドで「*#06#
」を入力すると番号が表示されます。
IMEI番号で分かること
「IMEI番号」からは、「ネットワーク利用制限」を確認することができます。
「ネットワーク利用制限」とは、購入したスマホの分割払いが滞ったり、未払いの場合など、残債が残っている場合に、通信に制限がかけられ一切の通信ができなくなる状態のことです。
盗品や不正に入手された端末の場合も利用制限がかかり、使用できない状態になります。
ネットワーク利用制限の確認方法
「IMEI番号」で「ネットワーク利用制限」を確認するには、購入元のキャリアのサイトにアクセスする必要があります。
以下の各サイトから確認することができます。
▶︎ ネットワーク利用制限確認サイト
中古などで購入元が不明な場合はネットワーク利用制限チェッカーを利用すると便利です。
確認結果の見方
確認サイトから「IMEI番号」を入力すると、以下の4つの結果のうちどれか1つが表示されます。
「ネットワーク利用制限」は、iPhoneを中古で購入・販売する場合、必ず事前にチェックしましょう。
ネットワーク利用制限が「○」以外の場合、購入しても使用できずトラブルになったり、販売しても買い取ってもらえなかったりします。
IMEI番号は悪用されるのか
「IMEI番号」は識別番号なので、それを知られたからといって個人情報がさらされたり危険が及ぶことはありません。
「IMEI番号」が悪用されてしまう例としては、中古スマホを購入する場合です。
購入しようとしているスマホが、テキストのみでしか「IMEI番号」を提示していないときは要注意。
全く違う製品の番号を載せていて、「実は盗品だった」なんてことが起こりうるのです。
番号のすり替えを防ぐには、スクリーンショットで「IMEI番号」を確認できるように販売しているものを購入すると安心です。
フリマアプリでIMEI番号を教えていいのか
メルカリなどでiPhoneを販売しているページで、「IMEI番号を教えてください」というコメントをみたことはありませんか?
「IMEI番号を教えていいのかな」と、不安に思うかもしれませんが、
教えても大丈夫です。
メルカリでは、トラブル防止のためにIMEI番号を載せることが推奨されています。
また、「ネットワーク利用制限」の確認結果が「△」「×」の端末は、トラブル防止のため出品禁止となっています。
まとめ
Apple製品の「IMEI番号」は、きちんと確認することでトラブルを防ぐことができる重要な番号です。
iPhoneを売るときや、中古で購入する際には事前にチェックするようにしましょう。
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