「緑」という色は、山や森といったナチュラルなイメージがありますよね。
今回は、ちょっとコーディネートには取り入れにくい色「緑に合う色」を調べてみました。
色相環をもとに、緑色に似合う色や服のコーディネート、緑色に合う組み合わせやデザインを紹介していきます。
緑はどんな色?
緑色は植物や自然など、安らぎを感じさせる色です。
色相環を参考に、緑色とはどんな色なのか分析していきます。
緑の属性
緑はあたたかさや冷たさを感じないので、中性色に分類されます。
また、赤・青と合わせてRGBと呼ばれ、「光の3原色」の1つです。
緑の補色・反対色
色相環の反対側にある色は補色と呼ばれます。
緑の補色は赤紫で、補色同士は相性がいい反面、主張が強すぎてしまう特徴もあります。
また補色の左右に位置する赤・紫は反対色として位置付けられ、補色と同様に相性は良いとされます。
緑の類似色
色相環の隣同士に位置する色は類似色と呼ばれます。
緑の類似色である黄色と青は、緑色と馴染みやすく、合わせると落ち着いた配色になりやすいです。
緑のイメージ
植物・自然・成長・健康・若々しい・新鮮・安全・健康・安らぎ・リラックス・エコ
緑の仲間
緑という色は一言では言い表せないほど、たくさんの色を保有しています。
黄色を混ぜた黄緑色・黒を混ぜたカーキ色、青みを含んだ青緑など、様々な色が緑の仲間になります。
どの色も緑の要素とイメージを持っています。
緑色×コーディネート
緑は目にはやさしい色なのですが、THE緑!っていう色はなかなかコーディネートには取り入れにくいですよね。
同じ緑でも、ペールグリーンやカーキなら取り入れやすいと感じる方も多いと思います。
ナチュラルなイメージのある緑(黄緑)は、春夏ファッションに取り入れると元気なイメージに。
カーキは、秋冬ファッションはもちろん、年中活躍できる便利な色です。
緑 × 黒(グリーン × ブラック)
黒は無彩色なので、どんな色にも合わせられます。
明るい緑も、深みのある緑も、黒を足すことでモードな印象に。
緑 × 灰色(グリーン × グレー)
グレーと緑を合わせる場合は、どちらかの明度が低い場合は片方を高くすると合わせやすくなります。
きちんと感を出したいときに使いたいコーディネイトですね。
緑× 白茶(グリーン × ベージュ)
ベージュは無彩色とは違いますが、どんな色とでも比較的合わせやすい色。
ベージュの色味に近い明るさの緑にするか、カーキを合わせるのが簡単。
緑 × 白(グリーン × ホワイト)
どんな色とでも合う白は、緑の魅力を最大限に活かすことができる色。
爽やかなグリーンを合わせて透明感のあるコーデや、濃い緑を合わせて元気なイメージにも。
緑 × 茶(グリーン × ブラウン)
茶色と緑を合わせるのはちょこっとコツがいります。
渋めな色で合わせるか、濃いめのブラウンをポイントで使うなど、コーデを引き締めたい時に使うといいかも。
緑 × 赤(グリーン × レッド)
赤と緑は補色に近い関係なので、合わせると主張が強い感じになります。
クリスマスカラーの組み合わせでもあるので、合わないということはありません。
赤をボルドーのような濃い色にすると落ち着いた雰囲気にできますね。
緑 × 青(グリーン × ブルー)
青と緑は、空と山をイメージさせるさわやかな色あいです。
青はデニムの色なので、クローゼットに必ず1枚は入っている色ですよね。
どちらかを薄めな色にすることで、夏らしいさわやかコーデに変身。
緑 × 紺(グリーン × ネイビー)
青の明度を下げたネイビーも緑に合います。
青よりも少し落ち着いた雰囲気にしたい時に使える配色です。
緑 × 桃(グリーン × ピンク)
ピンクと緑は、お花や和菓子みたいなイメージで、かわいらしい組み合わせです。
トーンを合わせることが、統一感のあるコーディネートにするポイント!
緑 × 黄色(グリーン × イエロー)
黄色と緑は類似色であり、どちらも中性的な色なので相性はよいとされます。
ビタミンカラーでキュートなイメージにしたり、カーキと辛子色で渋めにするなど、組み合わせを楽しむことができます。
緑 × デザイン × 2色
緑の2色配色は、合わせる色によってイメージが変わります。
緑 × 無彩色
緑に無彩色を合わせると、緑の印象がより強く感じられます。
黒と緑は、少しダークなイメージや大人な印象にしたい時に。
灰色は緑をシンプルにすっきり仕上げてくれます。
白は緑の印象をより強くしたい時に合わせます。
緑 × 同系色
緑と同系色で配色する場合は、トーンを変えることで雰囲気を替えられます。
明度の高い色を使うと、さわやかなイメージに。
くすんだ色や深みのある色を使うと大人っぽく仕上げることができます。
緑 × 類似色
緑に類似色を合わせると馴染みやすく、まとまった印象を作ることができます。
黄色や黄緑を合わせると、フレッシュな印象に。
青に近い色と合わせれば、青々とした自然を感じられる配色になります。
緑 × 反対色
反対色・補色を合わせるとコントラストが強く、はっきりとした配色になります。
強い印象を与えたいときに使える色合いです。
ハレーション(色の境目がチカチカすること)を起こさないように注意。
緑 × デザイン × 3色
緑の3色配色は、緑のイメージをバランスよく引き出すことができます。
緑 × 無彩色 × 有彩色
緑と無彩色が入っている配色です。
緑 × 黒 × 有彩色
黒と他の有彩色を合わせると、緑のトーンにもよりますが、少し緑の印象は抑えめに感じられます。
黒以外の色を強く印象付けさせたい時に使うといいですね。
緑 × 灰 × 有彩色
灰色を差し色にすると、どんな色とでも馴染みやすくなります。
黒よりもやさしい仕上がりになり、無機質な雰囲気も演出できます。
緑 × 白 × 有彩色
白を合わせると、明るくてはっきりとした印象になります。
黒やグレーよりもシンプルに仕上げることができ、緑が引き立ちます。
緑 × 有彩色
緑と有彩色を使った配色です。
緑 × 同系色
緑と、同系色を使った配色。
トーンを変えることで、様々な印象になります。
デザインに統一感が出るので、緑のイメージを使いたい場合に有効的。
緑 × 類似色
類似色で配色をすると、変化を持たせつつも緑の印象を残すことができます。
合わせる色によって雰囲気をガラッと変えられます。
緑 × 光の三原色
光の三原色は、トライアド配色になるので、バランスのよい配色です。
緑以外のトーンを変更するだけで、ハンサムにもポップにもなりますね。
赤と青は主張の強い色なので、緑を目立たせたい場合は他の色のトーンと変化をつけると◎。
緑 × マルチカラー
緑とカラフルな色を使った配色です。
マルチカラーで配色すると、それぞれの色の主張が強くなります。
色の持つイメージを考慮して配色すると、作りたい印象に近づけることができます。
色別の配色におすすめの本
キーカラーは決めたけど、あとの配色はどうしよう?
そんなときにおすすめなのがこちらの本。
色別にパッと見てセンスのいい配色を教えてくれるから、欲しいイメージが見つかること間違いなし!
他の色
他の色についての記事を見たい方はこちらからどうぞ!
まとめ
「緑」という色について深掘りしてみました。
キレイな色ですが、脇役になりがちな色ですよね。
いつもはあまり取り入れない緑を使って、周りとコーデに差をつけちゃおう!
色を上手く使いこなして、コーディネートやデザインに活かしていけたらと思います。
緑以外の色も随時更新予定ですので、お楽しみに。
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