あれ…?我が子の頭なんかめっちゃ絶壁じゃない?
気になり出したら止まらない赤ちゃんの頭の形…。
調べたらヘルメット治療という方法で、まぁるい頭に矯正することができるとのこと。
しかしながら、ヘルメット治療には何十万円という費用がかかり、決して安い金額ではありません。
こちらの記事では、ヘルメット治療に関する疑問と、『スターバンド』にというヘルメットに決めた理由を他のメーカー品と比較しながらお伝えします。
ヘルメット治療とは?
『ヘルメット治療』とは、赤ちゃんの頭の形のゆがみを治療するための治療法です。
ひとりひとりの頭の形に合わせてオーダーメイドのヘルメットを長時間装着することで、頭を正常な形へ整えることができます。
治療に費用はどのくらいかかる?
ヘルメット治療は、製品によって費用が異なります。
医療機関によって取り扱うメーカーも異なるため、取り扱っている機関とメーカーを詳しく調べてから行くといいでしょう。
メーカーごとの比較についてはのちほど詳しくお伝えします。
また、ヘルメット治療は健康保険が適用されないので、治療費は全額自己負担です。
どのくらいヘルメットを被るの?
1日の装着時間は?
ヘルメットは、1日の装着時間が長ければ長いほど効果があると言われています。
治療開始直後は起きている短時間のみ装着し、徐々に装着時間を延長してほぼ1日中ヘルメットを被ることになります。
治療期間は?
治療期間は赤ちゃんの頭のゆがみ具合などにより変わります。
メーカーにもよりますが、頭の柔らかい生後2カ月〜18カ月までの赤ちゃんがヘルメット治療の対象です。
目安としてはできれば6ヶ月頃までには治療を開始し、1歳頃までには治療終了となることが多いようです。
月齢が進むほど治療が難しくなるので、治療するかどうかを悩んでいる場合は早めの受診がおすすめ。
どんな種類があるの?
現在、日本で取り扱いのあるヘルメットは6種類あります。
ヘルメットによって、デザイン・素材・費用・調整方法・製造国が異なります。
今回は私が実際にどれにするか悩んだ、3つのヘルメットを比較したので参考にしてみてくださいね。
メーカー | スターバンド | アイメット | ベビーバンド |
---|---|---|---|
費用 | 40〜50万円 (技術料込) | 50〜60万円 (診察・検査込) | 30〜40万円 (診察代別) |
ヘルメットのタイプ | アクティブタイプ | パッシブタイプ | パッシブタイプ |
メリット | 矯正力が高い | 丸洗いOK | 丸洗いOK |
デメリット | 蒸れやすい | 自分で脱げてしまう | ズレることがある |
調整方法 | スポンジを削る | クッション張替 | クッション交換 |
特徴 | 義肢装具士が調整 | 首が座ってなくてもOK | 治療アプリがある |
製造国 | アメリカ製 | 日本製 | 日本製 |
会社 | AHS Japan Corporation | JAPAN MEDICAL COMPANY | Berry |
通う場所 | AHS | 医療機関 | 医療機関 |
デメリットについてはあまりメーカーによる記述がなかったので、他の方のブログなどから参考にしました。
ヘルメット治療は基本的に上記の費用を支払ったら、追加費用が発生しない場合が多いようです。
受診する医療機関などによっても費用が異なることがありますので、詳しくはお近くの医療機関に聞いてみてくださいね。
ほっといても治るのでは?
ゆがみの度合いが軽い場合は、成長と共にうつ伏せの時間が長くなることで改善することも。
しかし、「ほっといても」ではなく、積極的に体位変換やタミータイムを取り入れる必要があります。
ヘルメット治療を考えだしたきっかけ
我が家のベビーの頭が凹んでるな〜と気になり始めたのは、生後2ヶ月頃です。
ベビーはとってもよく眠ってくれる子だったので、頭の形は凹んでいく一方でした。
気になり始めてからドーナツ枕などで対応して様子を見てましたが、途中から寝相が悪くなってしまい、あまり効果は実感できませんでした。
それから頭の形が気になり過ぎて、ヘルメット治療について検索することが増えました。
ヘルメット治療するほどではないと思いつつも、我が子の頭の形を見るたびになんだか悲しい気持ちに…。
生後5ヶ月経った頃「頭の形がどの程度なのかを測定してもらおう!」とようやく決心がつきました。
ヘルメット治療するかしないかは、検査結果を聞いてから決めることにしました。
とりあえず家から1時間以内で行ける、初回測定無料のスターバンドに行ってみることに。
スターバンドの頭のゆがみ度測定コースは東京・大阪・兵庫・愛知で行っています。
頭のゆがみ度の測定結果
スターバンドでは、3Dスキャナーで一瞬で頭の形を測定してもらえます。
スキャンした画像見たら、ますますぺちゃんこな頭だなーと(笑)
そして検査結果は、思っていたよりよくありませんでした。
短頭レベル | 重度 |
斜頭レベル | 軽度 |
耳の位置 | 前後に5mmズレている |
耳の位置がズレているというのは、けっこうショックが大きかった言葉。
このまま放っておいてもキレイな頭の形になるのは難しく、診断結果としては「ヘルメット治療をおすすめします」とのことでした。
決して強く勧められたりすることはなく、親御さんの気持ちにお任せしますという感じです。
もちろん即決はできないため、いったん家に持ち帰ることになりました。
ヘルメット治療を”やる理由”と”やらない理由”を探した
帰ってからは、スキャナーの画像と説明書と、にらめっこ。
そして、ヘルメット治療をやるのかやらないのか、”やる理由“と”やらない理由“を考えました。
やる理由
やらない理由
スターバンドでは治療をせずに、経過を見たいときに1回5,500円で3Dスキャン計測だけするという選択肢もありました。
やらない理由ばかり探しつつ、3日間悩んで出した答えは…
ヘルメット治療をしよう!
ということでした。
とにかく「すればよかった」と思いたくない、「やらなかったらきっと後悔する」という気持ちが背中を押しました。
頑張ってやると決めた後は、心がとても楽になったのを覚えています。
なぜ「スターバンド」に決めたのか
スターバンドに初回測定に行ってからも、他のヘルメットについても調べたりしました。
『赤ちゃんの頭のかたち相談室』に、セカンドオピニオン的な気持ちで電話をかけてみたり。
アイメットのヘルメット治療経験のある友人に相談してみたり。
それでもスターバンドに決めたのは、以下の理由からです。
歴史と実績があり、短期間で卒業できる
スターバンドは20年以上、60万人以上の実績を誇るヘルメット治療の世界トップシェアブランド!
アメリカや世界中の赤ちゃんが被っているヘルメットで、日本でも1万人以上の実績があります。
ホールド力のある素材を使用しているので矯正力が高く、短期間で卒業可能なのが魅力でした。
被る期間が短くて済む、ベビーへの負担が少ないのが一番よいと思ったのです。
費用は安い方で、追加費用は一切かからない
スターバンドのヘルメット治療にかかる費用は44万円。
この費用さえ支払ってしまえば、今後の検査や調整には一切追加費用がかからないのも魅力でした。
ただ、スターバンドは医療機関ではないので、ヘルメット作成前に脳神経外科医師の診断を受ける必要がありました。
もちろんこども医療証を持っているので500円で済みますが、提携している医療機関が限られているので、その場所まで行かなければいけません。
国家資格の技師がヘルメット調整してくれる
メーカーによっては、医師が調整することもあるヘルメット。
スターバンドは国家資格を持つ経験豊富な義肢装具士が丁寧に調整してくれるとのこと。
医師による調整よりも、技師が調整してくれる方がなんとなく信頼できると感じました。
通える距離にある
フォローアップの施設が、通える距離にあるというのも大事なポイントでした。
施設は電車を乗り継ぎ片道1時間はかかるため、決して近くはありません。
でも都会に出られるので、気分転換にもいいかなとポジティブに考えました。
また病院ではないので、待ち時間がないというのもよかったです。
どのヘルメットにしてもきっと蒸れる
スターバンドはアメリカ製のヘルメットなので、日本の気候には合わないというのが気にかかっていました。
通気孔となる穴も少なく、かなり汗をかくことは容易に想像できました。
でも、どのヘルメットにしても結局汗で蒸れるのは同じ。
暑ければエアコンガンガンにつければ問題ない!地球環境も大事だけど我が子も大事!www
そう考えてスターバンドで頑張ろうと決めました。
一刻も早くヘルメット治療を始めたかった
ヘルメット治療すると決めたからには、1日でも早く始めたいと思いました。
他の医療機関でまたスキャン・診断してもらって…とやっているうちにどんどん時が過ぎていってしまう。
ヘルメットはオーダーメイドで作成に時間がかかるため、このままスターバンドでお世話になったほうが近道だと考えました。
ヘルメット治療をやると決めたら
ヘルメット治療をやる!と決めたら、話は早い方がいいです。
すぐにヘルメットを作ってもらう作業を進めていきましょう。
この後の流れは以下の記事にまとめていますので、気になる方は参考にしてくださいね。
まとめ
今回は我が子のヘルメット治療を決めた経緯と、スターバンドに決めた理由をお伝えしました。
治療の決断を悩んでいる方の少しでも参考になればうれしいです。
今後は、実際の治療の進め方や、頭の形の経過もお知らせしていけたらと思います。
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