ヘルメット治療をすると決めてから3週間、ようやくスターバンドでのヘルメット治療が開始しました。
こちらの記事では、ヘルメットの装着方法と、夜眠れるようになるまでどのくらいかかったか、装着時間も含めて詳しく記録として残しました。
ヘルメットの装着方法
スターバンドのヘルメットの装着は、蝶番のようにパックリ開くのではなく、ガバっと開くので、けっこう力が必要。
ヘルメットが頭にピッタリサイズで作られているため、被せるのもコツがいります。
- 1ベビーを座らせる
- 2開口部分をしっかり開き、頭に被せる。
- 3位置を調整して、ベルトを止める
①ベビーを座らせる
まず、ベビーの右耳が見えるように横向きにしっかり座らせます。
イスに座らせるのがベストですが、私は足に挟んで座らせていました。
月齢が進み首がしっかり座っている場合は、うつ伏せの状態でもできないことはありません。
②開口部分をしっかり開き、頭に被せる。
ヘルメットを開くときは、5cmくらいはガバッと大きく開けます。
横からではなく上から覗き込むように被せると、反対側の耳にひっかからずにうまく被せることができます。
③位置を調整して、ベルトを止める
頭に被せられたら、ベルトをしっかり閉じます。
前から見た時、ヘルメットの前側のラインが眉毛に対して並行になるようにします。
また、目尻とヘルメットの幅が大体左右対称になっていればOKです。
どちらも5ミリ前後のズレは許容範囲
ヘルメット治療の進め方
ヘルメットはいきなり長時間装着するのではなく、徐々に時間を増やして治療を進めていきます。
- STEP1起きている時間に被る
- STEP2起きている時間長く被れるようにする
- STEP3お昼寝の時に一回被ってみる
- STEP4問題なければ、お昼寝の時は毎回被る
- STEP5問題なければ、夜寝る時にも被る
…というのが基本的な流れです。
装着時間は1日23時間が理想
なんですが、夏はこまめに休憩をとった方がいいので「1日20時間できればとりあえずOKです」とのことでした。
それを聞いて、ちょっと気持ちが楽になりました。
実際の装着の流れ(我が家の場合)
ヘルメット治療を開始したのは、ベビーがちょうど5ヶ月になった頃。
うつ伏せが苦手だったので、寝返りもまだしませんし、基本仰向けで過ごしているのがデフォルトです。
ヘルメットを受け取ったのは7月の終わり、これからが夏本番という時期。
ですので、しっかりと休憩を取り入れて、肌のトラブルが起きないように慎重に進めていきました。
もし肌トラブルが起きてしまうと、治療がストップしてしまいます。
0日目:初回装着
AHSビジターオフィスにて、できあがったヘルメットを受け取り、ここで初めてヘルメットを装着します。
バンボに座らせて、太ももがギュゥギュゥすぎ(笑)
スタッフの方がヘルメットをカポっ!とスムーズに装着し、キョトン顔。
お?泣かないかな??
ヘルメットの削る場所などをチェックしてもらってヘルメットを外す時に、マジックテープのビリビリ音でギャン泣き!!
背中のそり返りがすごすぎて、涙ポロポロ…よっぽど嫌だったのでしょう。
そのあとヘルメットの装着の練習をしたんですが、これがけっこう難しいんです。
ヘルメットを開くのに力がけっこう必要なのに加えて、抱っこしすぎで左手が腱鞘炎の私…痛い。
装着するのも脱がすのも上手くできずにギャン泣きで、前途多難すぎる…。
ヘルメットが被せやすいように少し削ってもらって、調整は完了。
本当にヘルメットちゃんと被せられるのか不安を残しつつ、「一緒に頑張ろうね」と声をかけながら帰ります。
この日はヘルメットの付け外しの練習だけして、長時間被せることはしませんでした。
1日目:ヘルメット治療開始
ついにヘルメット治療開始!まずは起きてる時に1時間ずつ装着していきます。
エアコンの温度は24度設定!
ヘルメットをなんとか装着してみたところ、泣いたりしなくてホッ。
ヘルメットをしてる時間がすごーく長く感じられて、早く外してあげたい気持ちになりました。
1時間装着したので外すと、頭に引っかかって上手く脱げずにギャン泣きでした。
下手くそでごめん…
ヘルメットを外すと汗ムレムレなので、しっかり頭を拭いてミニ扇風機でクールダウン!
お昼は一度水浴びをさせて臭くなった頭をスッキリさせる、というのをこの日から習慣にしました。
ヘルメットしていない時は、積極的にタミータイム(うつ伏せ)も取り入れていきます。
2日目:継続
2日目は前日とほぼ同じ感じで装着しました。
ヘルメットしてる時が不機嫌すぎて、ずっと構ってあげるか、抱っこしてないとぐずぐずでダメでした。
こ、これは大変すぎる…常に時計を気にしながら、早く外してあげたい気持ちを抑えてなんとか頑張る!
ヘルメット外す時は相変わらず上手く外せないから、ギャン泣きです。
3日目:装着時間を増やす
3日目は、1回の装着時間を少し伸ばしていきます。
ヘルメット被ったらご機嫌ナナメすぎてもう手に負えなくて、YouTubeの力も少し借りてしまいました…無念。
時間が長〜〜く感じられて、鏡を見て遊んだり、絵本読んだり、手遊びしたりしてなんとかご機嫌に過ごせるように試行錯誤。
3回目の装着は、仕事から帰ってきたパパがずっとあやしてくれたのでなんとか2時間の装着に成功。
着け外しは少しは上手になってきたものの、やはりギャン泣きです。
なかなか疲れる1日でした…。
4日目:昼寝時の装着
4日目は、お昼寝の時にヘルメットを被れるようにします。
ヘルメット装着時は相変わらず不機嫌で、涙ポロポロ。
抱っこであやしてたら眠たくなったのか、ヘルメットしたまま寝てくれました!
あとはそっとお布団に置いたら…ヘルメットしたままのお昼寝に成功★
ヘルメットがツルっとしてるので、布団に置くとき手がするっと抜けてちょっと楽かも?
しかも枕がいらないので、適当な位置にポンと寝かせられるのがとても良いです(前は枕に乗せてた)。
まぁ割とすぐ起きたんですが、それでも大きな進歩です。
腱鞘炎がだいぶよくなったので、ヘルメットの脱着のコツが分かってきました。
関係ないんですが、この日の夜ヘルメット着けずに初めて一人で寝ました!これがセルフねんね!!
5日目:夜の睡眠時の装着に成功
少しステップ早いですが、夜の睡眠時のヘルメット装着もチャレンジ。
ヘルメットにだいぶ慣れてきたみたいで、不機嫌な時間が減ってきました。
おかげで装着時間が格段にアップ!!
そしてそしてヘルメットしたままお昼寝して、号泣でお目覚め。
と、思ったら泣き過ぎた勢いでふんぞり返って寝返り!?
本人もキョトンとして、あんまりよく分かってなかったみたいですが寝返り記念日です(笑)
この日は「ヘルメット→外す→ミルク→体温下がるの待つ→ヘルメット→寝る→外す」という感じで、ミルク飲む時は外す流れでやっていきました。
夜の睡眠時もヘルメットを被って寝るのに成功しました(なお、すぐ起きる)。
6日目:継続
昨日の夜ヘルメットを被ったまま寝ていたからなのか、深夜は何度も起きました。
午前中はパパがダウンして、「救急車に乗車する」を生後5ヶ月にして体験。
サイレン鳴ってても全然泣かなくて、ほんと偉いなぁ。
結局コロナだったパパと一緒にタクシーで帰宅して、午後からはまたヘルメット治療に専念します。
かなり暑くなってきて、エアコンの効きがあまりよくなくて頭の汗がポツポツしてる…と思ったら間違えて暖房つけてたー!!
ほんとごめんよ…
ヘルメットの後ろに穴が空いてるのでそこから汗を確認できます。
7日目:寝る時は基本ヘルメットを被る
ヘルメットを被って寝るのにも慣れてきたので、寝る時は基本ヘルメットを被るようにしました。
昼寝の回数がまだまだ多いので、毎回着けて寝かして外してミルク…っていうのがめちゃくちゃ大変。
コロナのパパのお世話しつつ、ベビーのお世話もしなくてはいけなくてなかなか多忙。
気付いたらずっと寝かしつけしてて、すんごい疲れました…。
でも、順調に寝ている時にヘルメットを被れているので、頭の形を気にしなくていいのが本当にうれしい!
頭の形を気にするという点においては、ノーストレス!!
…と、いうわけでヘルメットを装着し始めて1週間以内で、夜も眠れるようになりました!
始める前は寝てくれるか不安でしたが、なんとかやっていけそうです。
目標の20時間までもう少し、なんだかめちゃくちゃ順調ではありませんか〜!?
一度ヘルメットに慣れてしまえば、けっこうすんなり受け入れてくれるようになりました(機嫌はあまりよくないですが)。
でもお察しの通り、この後コロナにママと娘もかかってヘルメット治療は休憩することになるんですけどね。
あくまで我が家の場合なので、治療の進め方はかなり個人差ありますので参考程度に。
夜も眠れるようになった後は?
夜も眠れるようになったら、継続あるのみです。
起きている時間もできるだけ被るようにして、頭が床に着く時間をできるだけ短くしていきます。
我が家の場合は割とゆるっと治療なので、おでかけの時は基本外すようにしていました。
なので、装着時間は20時間いかない日の方が多かったです。
ヘルメットを受け取ってから2週間後に、ヘルメット調整のためにAHSへ行きます。
その後も2〜4週間ごとにヘルメット調整と3Dスキャンがあります。
まとめ
今回は「ヘルメット治療のはじまり」の部分を詳しくお届けしました!
公式ホームページだけでは分からない、リアルな治療の流れが少しはお分かりいただけたかな〜?と思います。
これからヘルメット治療を進める方や、するかどうか悩んでいる方の参考になればうれしいです。
次回はヘルメット治療の経過について、実際のデータを交えながらお伝えします。
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