「青」という色は、人の心を落ち着かせる色であり、青が好きという人も多いと思います。
今回は、青は好きだけどどんな色と合わせればいいのか分からない、という方のために「青に合う色」を調べてみました。
色相環をもとに、青に似合う色や服のコーディネート、青に合う組み合わせやデザインを紹介していきます。
青はどんな色?
青は人の海や空など、広大さをイメージする爽やかな色です。
色相環を参考に、青とはどんな色なのか分析していきます。
青の属性
青は寒色の仲間であり、冷たさを感じる色。
また赤・緑とともにRGBと言われ、「光の3原色」の1つです。
青の補色・反対色
色相環の反対側にある色は補色と呼ばれます。
青の補色は黄みの橙で、補色同士は相性がいい反面、主張が強すぎてしまう特徴もあります。
また補色の左右に位置する黄・赤みの橙は反対色として位置付けられ、補色と同様に相性は良いとされます。
青の類似色
色相環の隣同士に位置する色は類似色と呼ばれます。
青の類似色である紫と緑は、青と馴染みやすく、合わせると落ち着いた配色になりやすいです。
青のイメージ
清潔・信頼・誠実・寒い・冷たい・集中・冷静・落ち着く・男性的・孤独・悲しみ
青の仲間
青という色は一言では言い表せないほど、たくさんの色を保有しています。
白を混ぜた水色・黒を混ぜた紺色・緑を帯びた青緑など、様々な色が青の仲間になります。
どの色も青の要素とイメージを持っています。
青×コーディネート
青はデニムの色でもあるため、一年を通してコーディネートに用いられる色です。
青は濃い色なので、無彩色や薄めのパステルカラーを使うと馴染みやすいです。
逆に濃いビビッドカラーもコーディネートに入れると、元気な色合いに。
青 × 黒(ブルー × ブラック)
黒は無彩色なので、青と合わせると引き締まったハンサムなコーディネートになります。
色の濃い青を使えば使うほど、ダークな印象に仕上がります。
青 × 灰色(ブルー × グレー)
同じく無彩色であるグレーを合わせると、すっきりとしたスタイリッシュなイメージに。
明るいグレーはクールに、暗いグレーはシックな印象となります。
青 × 白茶(ブルー × ベージュ)
ベージュはやわらかい色なので、青と合わせるとふんわりした印象を作り出すことができます。
甘さ控えめな、やさしい色合いに仕上がります。
青 × 白(ブルー × ホワイト)
白と青=雲と空のイメージで、さわやかなイメージになります。
すっきりとした涼しげな色合いなので、夏にぴったりのコーディネートです。
青 × 茶(ブルー × ブラウン)
茶色は赤や橙の仲間の色なので、青とは補色に近い関係にあります。
色の違いを感じる組み合わせなので、どちらか一方の彩度を下げた色を使うとおしゃれ。
青 × 黄(ブルー × イエロー)
青と黄色は反対色の関係であり、メリハリのあるコーディネートになります。
鮮やかな色合いなので、フレッシュで明るい印象に。
青 × 赤(ブルー × レッド)
赤も青の反対色なので、コントラストの強い配色になります。
少し濃いめな赤(ボルドー)を使うと、大人っぽく仕上がります。
青 × 紺(ブルー × ネイビー)
青と同系色のネイビーは、青とよく馴染みます。
どちらも寒色なので、クールでハンサムな印象になりますね。
青 × 紫(ブルー × パープル)
紫は青の類似色なので、よく合う色といえます。
ラベンダーのような薄い色を使えば、バランスが良く上品な雰囲気に。
青 × 桃(ブルー × ピンク)
ピンクを合わせると、女性らしくてかわいい印象を作ることができます。
パステルピンクならフェミニン、ホットピンクならアクティブなコーディネート。
青 × 緑(ブルー × グリーン)
「青々とした緑」という言葉があるように、青と緑は近い関係にあり相性がいいです。
カーキのような渋い色や、彩度の低い色を合わせて。
青 × 橙(ブルー × オレンジ)
青の補色であるオレンジを合わせると、メリハリのある装いに仕上がります。
彩度の高い鮮やかなオレンジは派手なので取り入れにくいかもしれませんが、小物などでアクセントに使うとまとまりやすいです。
青 × デザイン × 2色
青の2色配色は、青のさわやかなイメージを持ったデザインを作ることができます。
組み合わせる色によって、作られるイメージが変わってきます。
彩度の高い色を選べばインパクトのある印象、彩度の低い色を選べば落ち着いた印象になります。
青 × 無彩色
青に無彩色を合わせると、無機質でクールなデザインになります。
黒は男らしく、グレーは紳士的に、どちらもかっこいいデザイン。
白はさわやかさと、冷たい印象を引き立てます。
青 × 同系色
青に同系色を合わせると、涼しげな印象になります。
紺色は黒に近い色なのでかっこいいイメージにぴったり。
鮮やかな水色は、より冷たく爽快なイメージを引き立てることができます。
青 × 類似色
青は合わせた類似色の影響を受け、印象が変化します。
緑に近い色を合わせれば、コントラストがありつつもナチュラルに。
紫を合わせると、少し大人っぽいイメージになります。
青 × 反対色
反対色・補色を合わせるとコントラストが強くなります。
青の存在をかき消すことなく、お互いの色のイメージを引き立たせることができます。
メリハリのあるデザインを作りたいときに効果的です。
青 × 赤 / 青 × 黄
少し色みは異なりますが、一般的に三原色と言われる色との組み合わせです。
赤を使うと、暖色+寒色で強い視覚効果を生み出します。
黄色は明るくてポップなイメージを追加することができます。
青 × デザイン × 3色
青の3色配色は、青のイメージをバランスよく引き出すことができます。
青 × 無彩色 × 有彩色
青と無彩色が入っている配色です。
青 × 黒 × 有彩色
黒を合わせると青の印象を残しつつ、力強い印象になります。
ぞれぞれの色がはっきりと、色濃く感じられます。
青の印象は少し弱まりますが、インパクトの強い配色になります。
青 × 灰 × 有彩色
グレーを合わせると、色の印象をやわらかくしてくれます。
グレーの洗練されたイメージを与え、バランスのよい配色になります。
また、キリっとした印象を演出できます。
青 × 白 × 有彩色
白を合わせると、より軽やかな印象を与えます。
白を入れることで青のさわやかさと、他の色のイメージをより引き立てることができます。
カラフルでありながら、シンプルさも感じられる配色です。
青 × 有彩色
青と有彩色を使った配色です。
青 × 同系色
青と同系色と合わせると、クールな印象になります。
清涼感を与えたいなら鮮やかな色を、男性らしさを与えたい場合は暗めな色をチョイスしましょう。
同系色を使うことで、統一感のある印象に。
青 × 類似色
青に類似色を合わせると、冷たい印象が中和されます。
緑を入れると、リラックスできるやさしい配色になります。
紫を入れると、大人っぽい印象を与えることができます。
青 × 光の三原色
光の三原色(RGB)は、バランスのよいトライアド配色です。
トーンを変えることで、かなり印象が操作されます。
赤がいちばん強い色なので、赤の面積を減らすと青を効果的に感じさせることができます。
青 × マルチカラー
青とカラフルな色を使った配色です。
マルチカラーで配色すると、それぞれの色の主張が強くなります。
色の持つイメージを考慮して配色すると、作りたい印象に近づけることができます。
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他の色
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まとめ
「青」という色について深掘りしてみました。
青はとてもキレイな色なので、使いこなせるようになると洗練したデザインを作ることができます。
空色や藍色といった青の仲間を取り入れることができれば、もっとコーディネートが楽しめますね。
青以外の色も随時更新予定ですので、お楽しみに。
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