伊勢神宮の歩き方〜参拝後はおかげ横丁でグルメを楽しもう！

伊勢神宮は日本でも由緒と歴史ある神社で、パワースポットとしても有名です。

しかし、どんな場所にあるのか、どんな神社なのか、参拝方法がよく分からない、という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、伊勢神宮の基本の参拝方法と、参道の楽しみ方や、グルメなどをご紹介します。

初めてお伊勢詣りに行かれる方は、ぜひ参考にしてください。

この記事は、2023年5月15日時点の情報になります。
価格や時間など変更点がある場合がありますので、ご了承ください。

伊勢神宮とは

「お伊勢さん」と呼ばれることもある伊勢神宮の正式名称は「神宮」。

創建は約2000年前とされ、日本最古の神社の一つです。

伊勢神宮は１つの神社ではなく、「内宮（ないくう）」と「外宮（げくう）」を中心とした、125社のお宮とお社の総称を示しています。

参拝の順番

「お伊勢詣り」というのは、内宮と外宮の2つを回ることとされています。

外宮と内宮は離れた場所にありますが、「外宮」→「内宮」の順で参拝するのが昔からの習わしです。

一方だけの片参りもなるべく避けるべきとされており、必ず2つとも参拝するようにしましょう。

外宮

「外宮」の正式名称は「豊受大神宮（とようけだいじんぐう）」。

内宮の天照大御神の食事を司り、衣食住・産業全般の守神として崇敬されています。

御朱印や御守りも販売しています。

内宮

「内宮」の正式名称は「皇大神宮（こうたいじんぐう）」。

内宮に祀られている天照大御神は2000年以上も前、垂仁天皇の時代から五十鈴川の上流に鎮座しています。

皇室の御祖神にあたるとされる、日本最高位の神様と言われています。

アクセス

伊勢神宮は三重県伊勢市にあり、「外宮」と「内宮」は約5km離れています。

外宮へのアクセス

「外宮」の最寄駅は伊勢市駅です。

伊勢市駅には手荷物預かり所があり、手荷物1個につき500円で預かってもらえます（9:00-17:00）。

コインロッカーに入らないような大きい手荷物がある場合は、嬉しいサービスですね。

ちなみにこちらの店舗では、レンタサイクルも4時間800円〜借りることもできます。

また、参道を少し進んだ場所にある伊勢市観光協会では、300円で手荷物を預かってくれます。

伊勢神宮内は砂利道でスーツケースは持って歩けないので、預けてから参拝しましょう。

内宮へのアクセス

「内宮」の最寄駅は近鉄・五十鈴川駅です。

おそらく内宮から参拝する人はいないので、利用するとしたら帰り道になります。

外宮から内宮への移動

外宮から内宮へは、歩いて行くには少し遠い距離で、歩くと1時間はかかってしまいます。

内宮への移動は、バスかタクシーで向かうのがベターです。

バス

外宮を出て交差点を渡ったところに、外宮前のバス停があります。

2番乗り場からのバスか内宮前行き。

バスの案内をしてくれる三重交通の方がいるので、分からないことがあれば質問することができます。

本数は1時間に2〜3本なので、時間を考えて行動するようにしましょう。

タクシー

伊勢には流しのタクシーがいないそうなので、タクシー乗り場から乗ります。

外宮バス駐車場のロータリーに、タクシーが並んでいます。

参拝の作法とマナー

伊勢神宮は神聖な場所なので、正しい作法で参拝しましょう。

手水舎

まずは、左手→右手の順番で清めます。

左手に水を受けて口をすすぎ、再び左手を清めます。

二拝 二拍手 一拝

参拝は「二拝 二拍手 一拝」が基本になります。

まず、深い礼を2回、次に両手を合わせて拍手を2回します。

最後に深く1回礼をすればOK！

鳥居の前で一礼

鳥居は、手前で一礼してからくぐります。

参道で食べ歩き

伊勢神宮の参拝後には門前町に立ち寄り、伊勢のグルメやお土産を満喫しましょう。

門前町は情緒あふれる雰囲気で、さまざまなお店が立ち並び、歩くだけでも楽しめます。

目移りするほどたくさんのお店があるので、絶対食べたいグルメは事前に下調べして行くのがおすすめ。

＜外宮＞参道

伊勢市駅から外宮まで続く約400mの参道沿いに、グルメや雑貨など多彩なお店が軒を連ねています。

お土産は、「伊勢百貨店」さんで買っておくのがおすすめです。

中がとっても広く、品数も豊富なので、ゆっくりとお土産を見ることができます。

三重県は松坂牛や伊勢海老など、特産品を使ったご当地土産がたくさんあるので、何を買うか迷ってしまいます。

もちろん伊勢うどんも販売していますし、配りやすい個包装タイプのお土産も充実しています。

新しいおしゃれなお店もたくさんあって、地元の人も訪れています。

昭和レトロな店構えの「山村みるくがっこう」さんは、ミルクメニューが豊富。

こちらの「山村ぷりんソフト」は、380円でいただけます。

とろっとまろやかで、美味しいですよ。

＜内宮＞おはらい町 と おかげ横丁

内宮の参道はおはらい町通りで、その途中におかげ横丁があります。

行列に並ぶこともあるので、所要時間は長めにプランを立てておきましょう。

おはらい町通り

宇治橋の手前から五十鈴川に沿ったおはらい町通りには、さまざまなお店が立ち並んでおり、観光客で賑わっています。

美味しそうな匂いがして、ついつい食べすぎてしまうので注意です！

写真に惹かれて買ってしまった、「コロッケ道場」さんのトリプルチーズメンチカツ400円。

ローストビーフの炙り寿司やあわび串がいただける「ゑびや商店」さん。

あわび串とろけるバター醤油味は、1ヶ串850円、2ヶ串だと1,500円。

2ヶ串を食べると大きく美しい目の赤ちゃんが生まれる、とのことで、2ヶ串を買いましたが、1ヶ串×2本でもらいました（笑）。

「だんご屋」さんでは、おいしいおだんごがいただけます。

黒蜜団子もみたらし団子も、1串130円とリーズナブル。

もっちもっちでトロトロであつあつです。

おだんご屋さんの裏手にはお手洗いがあります。

「豆腐庵山中」さんは、うの花ドーナツや、お豆腐でできたソフトクリームが食べられるお店です。

おとうふソフトは350円、ドーナツは120円〜いただけます。

ソフトクリームは、ほんのりお豆腐の味がして、やさしい甘さです。

カフェ「翠」さんは、おいしいお茶を使ったスイーツやドリンクがいただけるお店です。

ソフトクリームは400円〜、ドリンクは500円〜販売しています。

おかげ横丁

おはらい町通りの途中にあるおかげ横丁では、フードコート的な感じでグルメを食べ歩くことができます。

「ふくすけ」さんは、人気の伊勢うどんがいただけるお店です。

夏季は冷たいうどんもあり、松坂牛肉うどん、月見うどんなど種類が豊富。

やわらかい歯ごたえのうどんに濃い味付けが絡み、つるんと軽く食べられます。

写真のものは、冷やしとろろ松坂牛伊勢うどん1,250円です。

「豚捨（ぶたすて）」さんは明治時代創業の老舗精肉店で、レストランを併設。

人気の伊勢肉を使ったコロッケは、120円で、揚げたてのカリカリホクホクをいただけます。

また、おかげ横丁にはねこがたくさんいるので、ねこ好きにはたまりません。

グルメな通りもいいですが、五十鈴川も美しく、とても気持ちがいい場所です。

伊勢神宮MAP

伊勢神宮の位置と、今までご紹介したお店と、その他おすすめのお店をまとめた地図です。

右上の□から拡大できます。

ガイドブックや旅行サイトを参考に作ったスペシャル版なので、旅のプランにぜひ役立ててください。

まとめ

お伊勢参りに行くときは、作法やマナーを守って参拝したいですね。

参拝よりも、グルメやお土産の方に心が惹かれてしまいましたが。

本当はもっと食べたかったのに、お腹いっぱいになってしまった。

…と、後悔しないように、下調べがマストです。