色には「ポップ」「ナチュラル」などそれぞれイメージがあります。
それらの色のイメージと、伝えたいことを組み合わせてデザインすることで、見る人にイメージを共感してもらうことができます。
今回は、「春らしい」「和風っぽい」など、配色で伝えるイメージ・表現について画像付きでわかりやすくまとめました。
こちらの記事を読む前に「配色パターン」について抑えておくと、より理解が深まります。
以下の記事をまだ読んでいない方は、先にご覧になってから読み進めるのがおすすめです!
たくさんありますので、気になる配色をチョイスして見てみてくださいね(目次は閉じられます)。
センスのいい配色とは?
センスよく色をまとめるには、色を選びすぎないのがポイント。
デザインをするときは「3色配色」で色を選ぶとまとまりやすいです。
今回の記事では、イメージした色を3色で配色しています。
またイメージを表現する際は「トーン」について知っておくと、より理解が深まります。
「トーン」について詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめていますので参考にしてください。
では、さっそく配色を見ていきましょう。
人物を表現する配色
色によって、人物をイメージできる配色です。
男性
男性をイメージさせる色は、青色などの寒色系です。
グレーや黒などの暗い色も力強い男性をイメージさせます。
同じ男性でも、年代や雰囲気などによっていろいろな配色が考えられます。
女性
女性をイメージさせる色は、ピンクなどの暖色系です。
同一色または類似色でまとめると、やさしい雰囲気になります。
同じ女性でも、年代や雰囲気などによっていろいろな配色が考えられます。
赤ちゃん
赤ちゃんをイメージさせる色は、ペールトーンのような淡い色です。
淡い色を使うことで、無垢でかわいらしい赤ちゃんのイメージを表現できます。
ベビーグッズは、このような淡い色で作られていることが多いです。
幼児
幼児をイメージさせる色は、ライトトーンのような明るい色です。
明るい色を使うことで、元気で無邪気な子どものイメージを表現できます。
子ども用の服やおもちゃは、このような配色で作られています。
若者
若者をイメージさせる色は、ビビッドトーンのようなはっきりとした色です。
はっきりとした色を使うことで、エネルギッシュでアクティブな若者のイメージを表現できます。
若者が手にするものは、このような配色が好まれやすいです。
大人
大人をイメージさせる色は、中間色のようなグレーがかった色です。
グレーがかった色を使うことで、大人の落ち着いたイメージを表現できます。
大人には、このような配色が好まれやすいです。
シニア
シニアをイメージさせる色は、ダークトーンのような暗い色です。
暗い色を使うことで、穏やかなシニアのイメージを表現できます。
シニアにはこのような配色が好まれやすいですが、明るく若々しい色を好む方もたくさんいます。
季節を表現する配色
色によって、季節を感じられる配色です。
春
春をイメージさせる色は、桜や新緑をイメージしたフレッシュな色です。
明るくてさわやかな配色にすると、春のイメージを表現できます。
明度の高い色を使うと、より明るい印象になります。
夏
夏をイメージさせる色は、太陽や海をイメージした鮮やかな色です。
鮮やかでコントラストのある配色にすると、夏のイメージを表現できます。
ビビッドトーンやストロングトーンを使うと、元気な印象にできます。
秋
秋をイメージさせる色は、みのりの秋をイメージした深みのある色です。
赤系や茶系の配色にすると、秋のイメージを表現できます。
ディープトーンを使うと、豊かな印象を表現できます。
冬
冬をイメージさせる色は、寒さをイメージしたシンプルな色です。
寒色や白・銀などの配色にすると、冬のイメージを表現できます。
薄い色だけでなく、少し深みのある色でも冬らしい印象を表現できます。
雰囲気を表現する配色
色によって、雰囲気を感じさせる配色です。
ポップ
ポップをイメージさせる色は、ビビッドな色です。
蛍光っぽいピンク・イエローなどの配色を使うと、ポップなイメージになります。
できるだけたくさんの色数を使うと、ポップな印象になりやすいです。
ナチュラル
ナチュラルさをイメージさせる色は、アースカラーです。
大地や草花などの自然界にある色を使うと、ナチュラルさを演出できます。
ソフトトーンなどのやわらかい色を使うと、ナチュラルな印象になりやすいです。
セクシー
セクシーさをイメージさせる色は、赤系や紫系の色です。
少し濃いめのピンクや紫色を使うと、セクシーなイメージになります。
さらに黒に近い色を差し色に使うと、より大人っぽい印象に近づきます。
高級感
高級感をイメージさせる色は、赤系や茶系の色です。
少し深みのある赤・茶色に加えて、緑なども高級感を演出できます。
さらに金や銀などの金属色を使うことで、よりゴージャスなイメージに。
和風
和をイメージさせる色は、落ち着きのある色です。
日本古来からの少しくすんだ色は、日本らしさを感じさせます。
また、祝事などで使う豪華さを感じる配色も、日本らしい色になります。
異国風
異国っぽささをイメージさせるには、その国のイメージカラーを使います。
「日本らしい色」があるように、世界中の国にはその国をイメージさせる色があります。
国旗や織物などに、その文化が色濃く反映される傾向にあります。
レトロ
レトロっぽさをイメージさせるには、色あせた色を使います。
少し色あせた色は古くて、昔懐かしい印象を与えます。
地味な色だけでなく、明るい色を差し色に使うとレトロな印象にできます。
信頼感
信頼感をイメージさせる色は、寒色系の色を使います。
青系の色は知性や誠実といったイメージを持つため、企業ロゴなどによく使われます。
濃い色を使うと、より堅実なイメージになります。
あなたが作った配色デザイン、世の中の人全てに届きますか?
配色する上で知っておきたい「カラーユニバーサルデザイン」についての記事はこちらです↓
配色におすすめの本
配色に悩んだときにおすすめなのが、こちらの本。
パッと見るだけでセンスのいい配色が分かるから、欲しいイメージがすぐ見つかります。
まとめ
配色によって、同じような色でも全く違うイメージになりますね。
色相とトーンについて理解することができれば、簡単に色選びが可能です。
コメント