配色で伝えるイメージ:「3色配色」パターン一覧

配色で伝えるイメージ
この記事は約6分で読めます。

色には「ポップ」「ナチュラル」などそれぞれイメージがあります。

それらの色のイメージと、伝えたいことを組み合わせてデザインすることで、見る人にイメージを共感してもらうことができます。

今回は、「春らしい」「和風っぽい」など、配色で伝えるイメージ表現について画像付きでわかりやすくまとめました。

こちらの記事を読む前に「配色パターン」について抑えておくと、より理解が深まります。

以下の記事をまだ読んでいない方は、先にご覧になってから読み進めるのがおすすめです!

たくさんありますので、気になる配色をチョイスして見てみてくださいね(目次は閉じられます)。

センスのいい配色とは?

センスよく色をまとめるには、色を選びすぎないのがポイント。

デザインをするときは「3色配色」で色を選ぶとまとまりやすいです。

今回の記事では、イメージした色を3色で配色しています。

またイメージを表現する際は「トーン」について知っておくと、より理解が深まります。

トーンマップ

トーン」について詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめていますので参考にしてください。

では、さっそく配色を見ていきましょう。

人物を表現する配色

色によって、人物をイメージできる配色です。

男性

男性をイメージさせる色は、青色などの寒色系です。

男性らしい配色

グレーや黒などの暗い色も力強い男性をイメージさせます。

同じ男性でも、年代や雰囲気などによっていろいろな配色が考えられます。

女性

女性をイメージさせる色は、ピンクなどの暖色系です。

女性らしい配色

同一色または類似色でまとめると、やさしい雰囲気になります。

同じ女性でも、年代や雰囲気などによっていろいろな配色が考えられます。

赤ちゃん

赤ちゃんをイメージさせる色は、ペールトーンのような淡い色です。

赤ちゃんらしい配色

淡い色を使うことで、無垢かわいらしい赤ちゃんのイメージを表現できます。

ベビーグッズは、このような淡い色で作られていることが多いです。

幼児

幼児をイメージさせる色は、ライトトーンのような明るい色です。

幼児らしい配色

明るい色を使うことで、元気無邪気子どものイメージを表現できます。

子ども用の服やおもちゃは、このような配色で作られています。

若者

若者をイメージさせる色は、ビビッドトーンのようなはっきりとした色です。

若者らしい配色

はっきりとした色を使うことで、エネルギッシュアクティブ若者のイメージを表現できます。

若者が手にするものは、このような配色が好まれやすいです。

大人

大人をイメージさせる色は、中間色のようなグレーがかった色です。

大人らしい配色

グレーがかった色を使うことで、大人落ち着いたイメージを表現できます。

大人には、このような配色が好まれやすいです。

シニア

シニアをイメージさせる色は、ダークトーンのような暗い色です。

シニアらしい配色

暗い色を使うことで、穏やかシニアのイメージを表現できます。

シニアにはこのような配色が好まれやすいですが、明るく若々しい色を好む方もたくさんいます。

季節を表現する配色

色によって、季節を感じられる配色です。

をイメージさせる色は、新緑をイメージしたフレッシュな色です。

春らしい配色

明るくさわやかな配色にすると、春のイメージを表現できます。

明度の高い色を使うと、より明るい印象になります。

をイメージさせる色は、太陽をイメージした鮮やかな色です。

夏らしい配色

鮮やかコントラストのある配色にすると、夏のイメージを表現できます。

ビビッドトーンストロングトーンを使うと、元気な印象にできます。

をイメージさせる色は、みのりの秋をイメージした深みのある色です。

秋らしい配色

赤系茶系の配色にすると、秋のイメージを表現できます。

ディープトーンを使うと、豊かな印象を表現できます。

をイメージさせる色は、寒さをイメージしたシンプルな色です。

冬らしい配色

寒色白・銀などの配色にすると、冬のイメージを表現できます。

薄い色だけでなく、少し深みのある色でも冬らしい印象を表現できます。

雰囲気を表現する配色

色によって、雰囲気を感じさせる配色です。

ポップ

ポップをイメージさせる色は、ビビッドな色です。

ポップな配色

蛍光っぽいピンク・イエローなどの配色を使うと、ポップなイメージになります。

できるだけたくさんの色数を使うと、ポップな印象になりやすいです。

ナチュラル

ナチュラルさをイメージさせる色は、アースカラーです。

ナチュラルな配色

大地草花などの自然界にある色を使うと、ナチュラルさを演出できます。

ソフトトーンなどのやわらかい色を使うと、ナチュラルな印象になりやすいです。

セクシー

セクシーさをイメージさせる色は、赤系紫系の色です。

セクシーな配色

少し濃いめのピンク紫色を使うと、セクシーなイメージになります。

さらにに近い色を差し色に使うと、より大人っぽい印象に近づきます。

高級感

高級感をイメージさせる色は、赤系茶系の色です。

高級感のある配色

少し深みのある茶色に加えて、なども高級感を演出できます。

さらになどの金属色を使うことで、よりゴージャスなイメージに。

和風

をイメージさせる色は、落ち着きのある色です。

和風な配色

日本古来からの少しくすんだ色は、日本らしさを感じさせます。

また、祝事などで使う豪華さを感じる配色も、日本らしい色になります。

異国風

異国っぽささをイメージさせるには、その国のイメージカラーを使います。

異国風な配色

「日本らしい色」があるように、世界中の国にはその国をイメージさせる色があります。

国旗織物などに、その文化が色濃く反映される傾向にあります。

レトロ

レトロっぽさをイメージさせるには、色あせた色を使います。

レトロな配色

少し色あせた色古くて、昔懐かしい印象を与えます。

地味な色だけでなく、明るい色を差し色に使うとレトロな印象にできます。

信頼感

信頼感をイメージさせる色は、寒色系の色を使います。

信頼感のある配色

青系の色は知性誠実といったイメージを持つため、企業ロゴなどによく使われます。

濃い色を使うと、より堅実なイメージになります。

配色におすすめの本

配色に悩んだときにおすすめなのが、こちらの本。

パッと見るだけでセンスのいい配色が分かるから、欲しいイメージがすぐ見つかります。

まとめ

配色によって、同じような色でも全く違うイメージになりますね。

色相とトーンについて理解することができれば、簡単に色選びが可能です。

コメント