色には「ポップ」「ナチュラル」などそれぞれイメージがあります。
それらの色のイメージと、伝えたいことを組み合わせてデザインすることで、見る人にイメージを共感してもらうことができます。
今回は、「春らしい」「和風っぽい」など、配色で伝えるイメージ・表現について画像付きでわかりやすくまとめました。
こちらの記事を読む前に「配色パターン」について抑えておくと、より理解が深まります。
以下の記事をまだ読んでいない方は、先にご覧になってから読み進めるのがおすすめです!
たくさんありますので、気になる配色をチョイスして見てみてくださいね(目次は閉じられます)。
センスのいい配色とは?
センスよく色をまとめるには、色を選びすぎないのがポイント。
デザインをするときは「3色配色」で色を選ぶとまとまりやすいです。
![](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/55747d914a6e92f2c5a94d6b9bcc594c.jpg)
今回の記事では、イメージした色を3色で配色しています。
またイメージを表現する際は「トーン」について知っておくと、より理解が深まります。
![トーンマップ](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/8fa0c66fd0fb5edfd84dd6b72b69aed0.jpg)
「トーン」について詳しく知りたい方は、以下の記事にまとめていますので参考にしてください。
では、さっそく配色を見ていきましょう。
人物を表現する配色
色によって、人物をイメージできる配色です。
男性
男性をイメージさせる色は、青色などの寒色系です。
![男性らしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/36a4908a557796858a347c063a73ce60.jpg)
グレーや黒などの暗い色も力強い男性をイメージさせます。
同じ男性でも、年代や雰囲気などによっていろいろな配色が考えられます。
女性
女性をイメージさせる色は、ピンクなどの暖色系です。
![女性らしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/188e06bb03fac83302d6ec46b38c0547.jpg)
同一色または類似色でまとめると、やさしい雰囲気になります。
同じ女性でも、年代や雰囲気などによっていろいろな配色が考えられます。
赤ちゃん
赤ちゃんをイメージさせる色は、ペールトーンのような淡い色です。
![赤ちゃんらしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/d815b3cd1faf116d8741a9d882bc3d02.jpg)
淡い色を使うことで、無垢でかわいらしい赤ちゃんのイメージを表現できます。
ベビーグッズは、このような淡い色で作られていることが多いです。
幼児
幼児をイメージさせる色は、ライトトーンのような明るい色です。
![幼児らしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/1a7836df65ce497e2da4354fc847ce6a.jpg)
明るい色を使うことで、元気で無邪気な子どものイメージを表現できます。
子ども用の服やおもちゃは、このような配色で作られています。
若者
若者をイメージさせる色は、ビビッドトーンのようなはっきりとした色です。
![若者らしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/a07f6423d56675d8920571986ec20650.jpg)
はっきりとした色を使うことで、エネルギッシュでアクティブな若者のイメージを表現できます。
若者が手にするものは、このような配色が好まれやすいです。
大人
大人をイメージさせる色は、中間色のようなグレーがかった色です。
![大人らしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/3e582b7a4991006d8360afc0e1453fa1.jpg)
グレーがかった色を使うことで、大人の落ち着いたイメージを表現できます。
大人には、このような配色が好まれやすいです。
シニア
シニアをイメージさせる色は、ダークトーンのような暗い色です。
![シニアらしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/4bf0bf886ed08450ed9b32a73c726285.jpg)
暗い色を使うことで、穏やかなシニアのイメージを表現できます。
シニアにはこのような配色が好まれやすいですが、明るく若々しい色を好む方もたくさんいます。
季節を表現する配色
色によって、季節を感じられる配色です。
春
春をイメージさせる色は、桜や新緑をイメージしたフレッシュな色です。
![春らしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/dd201928f77d0211c82423fa4a93cf78.jpg)
明るくてさわやかな配色にすると、春のイメージを表現できます。
明度の高い色を使うと、より明るい印象になります。
夏
夏をイメージさせる色は、太陽や海をイメージした鮮やかな色です。
![夏らしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/d4b37c9f04ea7ffbc51bec8ce1abb2cb.jpg)
鮮やかでコントラストのある配色にすると、夏のイメージを表現できます。
ビビッドトーンやストロングトーンを使うと、元気な印象にできます。
秋
秋をイメージさせる色は、みのりの秋をイメージした深みのある色です。
![秋らしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/fdf31ff3a880ff7c7436b6388463eb57.jpg)
赤系や茶系の配色にすると、秋のイメージを表現できます。
ディープトーンを使うと、豊かな印象を表現できます。
冬
冬をイメージさせる色は、寒さをイメージしたシンプルな色です。
![冬らしい配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/5d6e3b1dd1694c7531750996e5e9094a.jpg)
寒色や白・銀などの配色にすると、冬のイメージを表現できます。
薄い色だけでなく、少し深みのある色でも冬らしい印象を表現できます。
雰囲気を表現する配色
色によって、雰囲気を感じさせる配色です。
ポップ
ポップをイメージさせる色は、ビビッドな色です。
![ポップな配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/cdf39711d63dbae5ce6cdb8be6256105.jpg)
蛍光っぽいピンク・イエローなどの配色を使うと、ポップなイメージになります。
できるだけたくさんの色数を使うと、ポップな印象になりやすいです。
ナチュラル
ナチュラルさをイメージさせる色は、アースカラーです。
![ナチュラルな配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/7437a7b3083cecf3f54cc17a64831d39.jpg)
大地や草花などの自然界にある色を使うと、ナチュラルさを演出できます。
ソフトトーンなどのやわらかい色を使うと、ナチュラルな印象になりやすいです。
セクシー
セクシーさをイメージさせる色は、赤系や紫系の色です。
![セクシーな配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/a13042841e71e355422defca92990d5b.jpg)
少し濃いめのピンクや紫色を使うと、セクシーなイメージになります。
さらに黒に近い色を差し色に使うと、より大人っぽい印象に近づきます。
高級感
高級感をイメージさせる色は、赤系や茶系の色です。
![高級感のある配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/a75a24c816bc5bb6cc2e9a01e56e553c.jpg)
少し深みのある赤・茶色に加えて、緑なども高級感を演出できます。
さらに金や銀などの金属色を使うことで、よりゴージャスなイメージに。
和風
和をイメージさせる色は、落ち着きのある色です。
![和風な配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/18775637191e0f9f4db7a0fc783091e9.jpg)
日本古来からの少しくすんだ色は、日本らしさを感じさせます。
また、祝事などで使う豪華さを感じる配色も、日本らしい色になります。
異国風
異国っぽささをイメージさせるには、その国のイメージカラーを使います。
![異国風な配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/c46770e9aef00a1a7a380d7e4ee0346b.jpg)
「日本らしい色」があるように、世界中の国にはその国をイメージさせる色があります。
国旗や織物などに、その文化が色濃く反映される傾向にあります。
レトロ
レトロっぽさをイメージさせるには、色あせた色を使います。
![レトロな配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/8068ed55daeb15e212d5514d889131f7.jpg)
少し色あせた色は古くて、昔懐かしい印象を与えます。
地味な色だけでなく、明るい色を差し色に使うとレトロな印象にできます。
信頼感
信頼感をイメージさせる色は、寒色系の色を使います。
![信頼感のある配色](https://uto-room.com/wp-content/uploads/2023/03/5184fc417207a67c344b537520a5a027.jpg)
青系の色は知性や誠実といったイメージを持つため、企業ロゴなどによく使われます。
濃い色を使うと、より堅実なイメージになります。
あなたが作った配色デザイン、世の中の人全てに届きますか?
配色する上で知っておきたい「カラーユニバーサルデザイン」についての記事はこちらです↓
配色におすすめの本
配色に悩んだときにおすすめなのが、こちらの本。
パッと見るだけでセンスのいい配色が分かるから、欲しいイメージがすぐ見つかります。
まとめ
配色によって、同じような色でも全く違うイメージになりますね。
色相とトーンについて理解することができれば、簡単に色選びが可能です。
コメント