テラコッタは、赤みのあるオレンジとブラウンを合わせたような、温かみのある色です。
素焼きの陶器や赤土を思わせる色合いで、ナチュラルな雰囲気や落ち着いた印象を演出できます。
ファッションでは秋らしいコーディネートや大人っぽいメイクに、インテリアでは陶器やタイル、クッションなどに使われることも多い色です。
「テラコッタとレンガ色はどう違うの?」
「オレンジやブラウンとは何が違う?」
と気になる人もいるのではないでしょうか。
この記事では、
について、わかりやすく解説します。
テラコッタとはどんな色?

テラコッタは、赤土を焼いた素焼きの陶器を思わせる、くすんだ黄みの赤色です。
色合いとしては、赤みのあるオレンジとブラウンの中間のような色。
鮮やかなオレンジよりも落ち着きがあり、ブラウンよりも赤みや華やかさを感じられるのが特徴です。
「テラコッタ(terracotta)」は、イタリア語で「焼いた土」を意味します。
もともとは粘土を焼いて作った器や彫像などを指す言葉で、そこから素焼きの土のような色を表す名前としても使われるようになりました。
JISの慣用色名では、テラコッタは「くすんだ黄みの赤」とされています。
テラコッタの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 色名 | テラコッタ(Terracotta) |
| 色の分類 | 赤系・オレンジ系・ブラウン系 |
| 色のイメージ | 温かみ・自然・落ち着き・素朴 |
| 代表的なカラーコード | ■ #BD6856 |
カラーコードはテラコッタの色見本を参考にした代表例です。
資料によって色の定義やカラーコードが異なる場合があります。
テラコッタとレンガ色・オレンジ・ブラウンの違い
テラコッタと似た色には、レンガ色やオレンジ、ブラウンなどがあります。どれも温かみのある色ですが、色合いによって印象が変わります。
| 色名 | 色の特徴 | 印象 |
|---|---|---|
| ■ テラコッタ | くすんだ黄みの赤 | 温かみ・ナチュラル |
| ■ レンガ色 | 赤みの強い茶色 | 素朴・重厚 |
| ■ オレンジ | 明るく鮮やかな黄赤 | 元気・活発 |
| ■ ブラウン | 暗さのあるオレンジ系 | 安定感・落ち着き |
| ■ サーモンピンク | ピンクみのあるオレンジ系 | やさしい・華やか |
| ■ バーントシェンナ | 深みのある黄赤系 | 渋い・クラシック |
テラコッタは、オレンジの華やかさとブラウンの落ち着きをあわせ持つ色です。
レンガ色よりも明るく柔らかな色合いとして扱われることもありますが、色名の使われ方には幅があります
厳密に区別したい場合は、色名だけでなくカラーコードや色見本も確認するとよいでしょう。
テラコッタが与える印象・心理的なイメージ

テラコッタからは、主に次のようなイメージが連想されます。
温かみがあり、親しみやすい
テラコッタは、赤やオレンジの温かみとブラウンの落ち着きをあわせ持つ色です。
鮮やかなオレンジほど強く主張せず、自然で親しみやすい雰囲気を作れます。ファッションやインテリアに取り入れると、柔らかく温かな印象になります。
自然でナチュラルな印象
赤土や素焼きの陶器を思わせるテラコッタは、自然素材との相性がよい色です。
木材やリネン、ラタンなどの素材と組み合わせると、ナチュラルで心地よい雰囲気を演出できます。植物を使ったインテリアや、自然派の商品デザインにもおすすめです。
落ち着きと大人っぽさがある
テラコッタは、赤みがありながらも少しくすんでいるため、落ち着いた印象を作りやすい色です。
ファッションでは、明るいオレンジよりも大人っぽく、ブラウンよりも華やかに見せたいときに活躍します。
素朴でクラシックな雰囲気
素焼きの器やレンガ、土壁などを連想させるテラコッタには、素朴さや伝統的な雰囲気もあります。
アンティーク調の家具や陶器、地中海風のインテリアなどに取り入れると、温かみのあるクラシックな印象に仕上がります。
色から受ける印象は、個人の経験や文化、色の組み合わせ、明るさなどによって変わります。
特定の色が心理状態や性格を必ず引き起こすというわけではありません。
テラコッタから連想するもの

テラコッタは、自然素材や季節、ファッションなど、さまざまなものを連想させる色です。
テラコッタは、自然の温かみを表現したいときや、落ち着きのある暖色を取り入れたいときに使いやすい色です。
テラコッタの種類一覧|色名とカラーコード
テラコッタに近い色には、明るいオレンジ系から、赤みや茶色みの強い色まで、さまざまな種類があります。
ここでは、テラコッタを中心に、配色に取り入れやすい近似色も紹介します。
テラコッタ#BD6856>
赤みと黄みを感じる、落ち着いた色です。
素焼きの陶器や赤土を思わせる色合いで、温かみと自然な雰囲気をあわせ持っています。
ライトテラコッタ#E29A7D>
テラコッタを明るく柔らかくしたような色です。
軽やかで親しみやすい印象になります。
煉瓦色(れんがいろ)#B55233>
焼いたレンガを思わせる赤みのある茶色です。
赤みや深みが感じられる、温かみのある色です。
雀茶(すずめちゃ)#AA4F37>
雀の頭の色のような赤黒い茶色です。
温もりを感じられる親しみやすい色です。
土器色(かわらけいろ)#C37854>
素焼きの土器のような、くすんだ茶色です。
自然な素材を思わせる、素朴な雰囲気です。
バーントシェンナ#BB5535>
黄赤系の深みのある色です。
土や顔料を思わせる、落ち着いた暖色として知られています。
バーントオレンジ#CC5500>
火であぶったような、焦げたようなオレンジ色。
深みのある、ヴィンテージ感のある色合いです。
サーモンピンク#F3A68C>
サーモンの身を思わせる、ピンクみのあるオレンジ系の色です。
テラコッタよりも明るく、柔らかな印象があります。
テラコッタがよく使われる場面
テラコッタは、温かみや自然な雰囲気、落ち着いた華やかさを表現したい場面でよく使われます。
ファッション・コーディネート

テラコッタは、秋らしいコーディネートに取り入れやすい色です。
ニットやブラウス、スカート、パンツなどに使うと、温かみのある大人っぽい印象になります。白やアイボリーと組み合わせれば軽やかに、ブラウンやカーキと合わせれば落ち着いた雰囲気に仕上がります。
また、バッグや靴などの小物に取り入れると、ベーシックなコーディネートのアクセントにもなります。
コスメ・メイク

テラコッタは、リップやチーク、アイシャドウ、ネイルなどにも使われる色です。
赤みとオレンジみをあわせ持つため、華やかさを出しながら、落ち着いた印象にも仕上げられます。ブラウン系のメイクと組み合わせると、統一感のある温かな雰囲気になります。
インテリア・雑貨

テラコッタは、インテリアにも取り入れやすい色です。
素焼きの植木鉢やタイル、陶器など、実際の素材の色としても親しまれています。クッションやラグなどのファブリックに使えば、部屋に温かみを加えられます。
木目やラタン、リネンなどの自然素材との相性もよく、ナチュラルなインテリアや地中海風の空間にも向いています。
商品パッケージ・ブランドデザイン

テラコッタは、自然素材や手作りの温かみを伝えたい商品デザインにもおすすめです。
陶器やハンドメイド雑貨、オーガニック系の商品、食品のパッケージなどに取り入れると、素朴で落ち着いた雰囲気を演出できます。
白やベージュと組み合わせればナチュラルに、黒や濃いブラウンと合わせれば大人っぽく仕上がります。
Webデザイン・広告

テラコッタは、温かみや親しみやすさを表現したいWebサイトや広告にも活用できます。
見出しやボタン、装飾のアクセントに使うと、落ち着いた暖色がデザインに深みを加えてくれます。ベージュやアイボリーを背景に使えば、自然で柔らかな印象になります。
テラコッタに合う色
テラコッタは、組み合わせる色によって印象が変わります。ここでは、取り入れやすい配色を紹介します。
■■ テラコッタ×アイボリー|柔らかく上品な印象に仕上がります。
■■ テラコッタ×ベージュ|ナチュラルで温かみのある配色になります。
■■ テラコッタ×ブラウン|深みのある落ち着いた印象になります。
■■ テラコッタ×カーキ|自然を感じるカジュアルな配色です。
■■ テラコッタ×ネイビー|大人っぽく引き締まった印象になります。
■■ テラコッタ×くすみピンク|柔らかく華やかな配です。
テラコッタが好きな人のイメージ

テラコッタが好きな人には、次のようなイメージを持たれることがあります。
テラコッタは、オレンジの明るさとブラウンの落ち着きをあわせ持つ色です。そのため、自然な温かみや、派手すぎない華やかさを好む人に選ばれることがあります。
ただし、好きな色だけで性格を判断できるわけではありません。
色の好みは、気分や経験、ファッション、生活環境などによっても変わります。
テラコッタについてもっと知りたい方はこちら
テラコッタの意味や種類がわかったら、配色や色の基本についてもチェックしてみましょう。
まとめ
テラコッタは、赤みのあるオレンジとブラウンを合わせたような、温かみのある色です。イタリア語で「焼いた土」を意味し、素焼きの陶器や赤土を思わせる色として親しまれています。
ファッションやコスメ、インテリア、商品パッケージなど幅広い場面で使われ、自然な雰囲気や落ち着き、ほどよい華やかさを表現できます。
アイボリーやベージュと組み合わせれば柔らかくナチュラルに、ブラウンと合わせれば深みのある印象に、カーキと合わせれば自然を感じる配色に仕上がります。
レンガ色やオレンジ、ブラウンなどの近い色との違いも知っておくと、目的に合った色を選びやすくなります。
温かみのある暖色を取り入れたいときは、ぜひテラコッタを配色に活用してみてください。
参考資料・サイト
- 原色大辞典
https://www.colordic.org/ - Color-Sample.com
https://www.color-sample.com/ - カラーサイト.com
https://www.color-site.com/ - カラーパレット
https://paletadecolores.org/ja/


コメント