配色の基本|失敗しない色の組み合わせ方

この記事は約10分で読めます。

「好きな色を選んだのに、なんだかまとまらない」
「2色まではいいけれど、3色になると難しい」
「おしゃれな配色にしたいけれど、どの色を組み合わせればいいのかわからない」

色を組み合わせるとき、こんな悩みを感じることはありませんか?

配色は、センスだけで決まるものではありません。

色相環を使って近い色を選んだり、反対側の色を組み合わせたり、明るさや鮮やかさを揃えたりすることで、色同士の関係を考えながら配色することができます。

この記事では、

  • 配色の基本的な考え方
  • 代表的な色の組み合わせ方
  • デザイン・ファッション・インテリアへの活用方法

について、初心者にもわかりやすく解説していきます。

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配色とは?

配色とは、複数の色を組み合わせて、全体の印象や見た目を整えることです。

例えば、以下のようなところで、配色を見ることができます。

Webサイトファッションインテリア
・背景色
・文字色
・ボタン
・見出し
・イラスト
・トップス
・ボトムス
・靴
・バッグ
・アクセサリー
・壁
・床
・家具
・カーテン
・小物

つまり、私たちの身の回りにある「色の組み合わせ」のほとんどが配色です。

配色で大切なのは「色」だけではない

配色というと、「何色と何色を組み合わせるか」を考えがちです。

もちろん色相は重要ですが、それだけではありません。

色には、「色相・明度・彩度」という3つの属性があります。

例えば同じ青でも、明るさや鮮やかさによって印象が大きく変わります。

■ 明るい青
■ 暗い青
■ 鮮やかな青
■ くすんだ青

そのため、配色では「どの色を選ぶか」+「どんな明るさ・鮮やかさにするか」まで考えることがポイントです。

まず覚えたい「3色の役割」

複数の色を使うときに、まず覚えておきたいのが、

ベースカラー・メインカラー・アクセントカラー

という考え方です。

ベースカラー

全体の中で最も大きな面積に使う色です。

Webデザインなら背景、インテリアなら壁や床などがイメージしやすいでしょう。

全体の土台になるため、主張が強すぎない色を選ぶとまとめやすくなります。

メインカラー

デザインや空間の中心になる色です。

Webサイトならブランドカラー、ファッションならトップスやボトムスなど、目立つ部分に使います。

「この配色は○○色っぽい」と感じる、全体の印象をつくる色です。

アクセントカラー

面積は小さくても、視線を集める色です。

ボタンや小物、バッグ、クッションなどに使います。

メインカラーとは少し違う色を選ぶことで、全体にメリハリが生まれます。

3色を使うときの基本

厳密なルールではありませんが、次の割合くらいを目安にすると、まとまりやすくなります。

  • ベースカラー:70%前後
  • メインカラー:25%前後
  • アクセントカラー:5%前後

ただし、これはあくまで目安です。

デザインの目的やファッション、インテリアによって適切なバランスは変わります。

失敗しにくい配色①|同系色でまとめる

最も簡単な方法のひとつが、同じ色相の色を組み合わせる方法です。

例えば、濃い青→中くらいの青→淡い青、というように、同じ青系の中で明度や彩度を変えます。

色同士が近いため、統一感を出しやすいのが特徴です。

こんなときにおすすめ
  • シンプルなデザイン
  • 落ち着いたWebサイト
  • 統一感のあるファッション
  • リラックスできるインテリア

「色をたくさん使いたいけれど、派手にしたくない」というときにも使いやすい配色です。

失敗しにくい配色②|類似色で組み合わせる

色相環上で近い位置にある色(類似色)を組み合わせる方法です。

例えば、黄色→黄緑→緑のように、隣り合う色を組み合わせます。

色同士に共通点があるため、自然なまとまりを作りやすいのが特徴です。

類似色配色の印象
  • 自然
  • 調和
  • やわらかい
  • まとまりがある
  • 親しみやすい

ナチュラルなデザインやファッション、インテリアなどにも使いやすい配色です。

失敗しにくい配色③|補色を使う

色相環で反対側に位置する色を補色といいます。

補色同士は色の差が大きいため、メリハリのある配色になります。

そのため、すべてを同じくらいの面積で使うより、「メインカラー+補色をアクセント」という使い方がおすすめです。

例えばWebデザインなら、青系のページ+オレンジのボタンというように使うと、ボタンを目立たせることができます。

補色を使うときの注意

補色は目立ちやすい反面、強くなりすぎることがあります。

特に、鮮やかな補色+鮮やかな補色を大きな面積で組み合わせると、刺激が強く感じられる場合があります。

そんなときは、以下のように色を調整してみるのがおすすめです。

失敗しにくい配色④|反対色でメリハリをつける

「補色」と似た言葉として、反対色があります。

色相環上で反対側にある色同士は、一般的に反対色として考えられます。

補色同様に、メリハリのある配色にすることができます。

失敗しにくい配色⑤|トーンを揃える

「色相は違うけれど、なんとなくまとまっている」

そんな配色を作りたいときは、トーンを揃える方法が便利です。

例えば、淡いピンク・淡いブルー・淡いイエローのように、色相は違っていても、明るさや鮮やかさの印象を近づけます。

すると、異なる色を使っていても統一感が生まれます。

反対に、鮮やかな赤・くすんだ青・暗い黄色のように、トーンが大きくバラバラになると、意図しないちぐはぐ感が出ることがあります。

失敗しにくい配色⑥|明度差をつける

配色では、明るさの差も重要です。

例えば、文字と背景が似た明るさだと、色相が違っていても見づらくなることがあります。

反対に、「明るい背景+暗い文字」のように明度差をつけると、見やすくなります。

これは特にWebデザインで重要です。

「おしゃれな色」だけを優先するのではなく、「読めるか・見やすいか」も一緒に確認しましょう。

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配色に迷ったときの簡単な手順

「結局、どの色から選べばいいの?」

という場合は、次の順番で考えると簡単です。

STEP 1|まずメインカラーを決める

最初から3色決めようとせず、「この色を使いたい」というメインカラーを1色決めます。

好きな色から選んでもOKです。

STEP 2|色相環から近い色を探す

統一感を出したいなら、メインカラーの近くにある色を探します。→ 類似色配色

メリハリを出したいなら、反対側の色を探します。→ 補色配色

STEP 3|明度・彩度を調整する

色相が決まったら、

「もっと明るくする?」
「少しくすませる?」
「暗めにする?」

と考えます。

ここでトーンを揃えると、かなりまとまりやすくなります。

STEP 4|アクセントカラーを決める

最後に、少量だけ使うアクセントカラーを決めます。

アクセントカラーは、メインカラーと同系色でも構いません。

あえて補色などを使って、視線を集める方法もあります。

配色でありがちな失敗

① すべての色を同じくらい使う

3色を使う場合、すべてを同じ面積にすると、どこを見ればいいのか分かりにくくなることがあります。

「主役」「脇役」「アクセント」と役割を分けると、まとまりやすくなります。

② 鮮やかな色を使いすぎる

鮮やかな色は目立つので、たくさん使うと情報量が多く感じられます。

特にWebデザインでは、背景・文字・ボタンなどすべてを鮮やかにするより、目立たせたい部分だけに彩度の高い色を使う方が効果的です。

③ 色相だけで考えてしまう

「赤と青だから合う・合わない」と考えるだけではなく、明度・彩度・トーンも確認しましょう。

同じ赤と青でも、明るさや鮮やかさを変えるだけで印象は大きく変わります。

④ 色を増やしすぎる

「もう少し色を足した方がおしゃれかも」と色を増やしていくと、まとまりがなくなることがあります。

迷ったときは、いったん色を減らしてみるのもおすすめです。

⑤ 実際に使う場所を考えていない

同じ配色でも、Webサイト・ファッション・インテリアでは、色の見え方や適切な面積が変わります。

「どこで使う色なのか」を考えることも大切です。

デザインでの配色

Webサイトやバナーでは、まず、この順番で考えると整理しやすくなります。

  • 背景色
  • メインカラー
  • アクセントカラー

例えば、

  • 淡い背景 ■
  • 落ち着いたメインカラー■
  • 目立つアクセントカラー■

という組み合わせなら、読みやすさとメリハリを両立しやすくなります。

特に重要なのが、文字の読みやすさです。

「好きな色だから」という理由だけで文字色を決めず、背景との明度差もしっかり確認しましょう。

ファッションでの配色

ファッションでは、服だけでなくバッグや靴、アクセサリーなども含めて全体の配色を考えます。

例えば、トップス+ボトムスで2色を決めたあと、

バッグ・靴・アクセサリーでアクセントカラーを加える方法があります。

同系色なら統一感のあるコーデ、補色ならメリハリのあるコーデを作りやすくなります。

また、全身を鮮やかな色にするのではなく、小物だけ鮮やかな色にする方法もあります。

「色は好きだけれど派手になりすぎる」という場合におすすめです。

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インテリアでの配色

インテリアでは、色を使う面積が大きくなります。

そのため、ファッションや小さなバナー以上に、ベースカラーの影響が大きくなります。

例えば、この順番で考えると分かりやすいでしょう。

  • 壁・床などの大きな面積
  • ソファ・家具などの中くらいの面積
  • クッション・雑貨などの小さな面積

アクセントカラーをクッションや小物などに少量使うと、季節や気分に合わせて模様替えもしやすくなります。

迷ったら「3色」から始めよう

配色が難しいと感じるなら、最初からたくさんの色を使う必要はありません。

まずは、こちらの3色から始めてみましょう。

  • ベースカラー
  • メインカラー
  • アクセントカラー

そして、

「この3色は色相環上でどんな関係?」
「明度は近い?」
「彩度は揃っている?」
「一番目立たせたい色はどれ?」

と考えていきます。

こうすると、「なんとなくおしゃれ」だった配色を、理由を持って組み立てられるようになります。

配色をもっと楽しむなら「色相環」を使ってみよう

配色に慣れてきたら、ぜひ色相環を使ってみましょう。

色相環を見ると、近い色・反対側の色・類似色・補色などの関係が視覚的に分かります。

「この色には何色が合うんだろう?」

と迷ったときにも、感覚だけでなく色の位置関係から考えられるようになります。

よくある質問(FAQ)

Q
配色は何色まで使うといいですか?
A

初心者の場合は、まず3色程度から始めると考えやすいでしょう。
ただし、3色が絶対的なルールというわけではありません。
デザインの目的や媒体によって、使う色の数は変わります。

Q
3色なら必ずベース・メイン・アクセントにするべきですか?
A

基本的な考え方として便利ですが、必ずこの比率にする必要はありません。
3色それぞれの役割を決めておくと、配色が整理しやすくなります。

Q
補色を使えばおしゃれになりますか?
A

補色はメリハリを作りやすい一方、使い方によっては強すぎる印象になることがあります。
補色の一方を淡くしたり、アクセントとして少量使ったりすると調整しやすくなります。

Q
色が合わないときはどうすればいいですか?
A

色相だけでなく、明度・彩度・トーンを調整してみましょう。
また、使う面積のバランスを変えるだけでも印象が変わります。

Q
配色はセンスが必要ですか?
A

センスだけでなく、色相環や色の三属性、トーンなどの基本を知ることで、理論的に考えることができます。
最初は「好きな色+近い色」など、簡単な組み合わせから試してみるのがおすすめです。

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まとめ

配色は、ただ「合いそうな色」を並べるだけではありません。

色相・明度・彩度・トーン・面積・色の役割などを考えることで、まとまりのある配色を作りやすくなります。

まずは、次の順番で考えてみましょう。

  • メインカラーを決める
  • 類似色や補色など、色相環から組み合わせを考える
  • 明度・彩度・トーンを調整する
  • ベース・メイン・アクセントの役割を決める

「色の組み合わせは難しい」と感じていても、基本的なルールを知ると、少しずつ理由を持って色を選べるようになります。

色相環を眺めながら、「この色とこの色を組み合わせたらどうなる?」と試してみるのも楽しいですよ。

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