配色パターン(組み合わせ)の基本|色相環を使った定番の配色一覧

この記事は約9分で読めます。

「色を組み合わせたいけれど、どの色を選べばいいのかわからない」
「なんとなく色を選ぶと、まとまりのない配色になってしまう」

そんなときに役立つのが、配色パターンです。

配色には、色相環上の色の位置関係を利用したものや、色相・明度・彩度・トーンを揃えて統一感を出すものなど、さまざまな方法があります。

この記事では、デザインやファッション、インテリアなどにも応用できる、代表的な配色パターンをわかりやすく紹介します。

なお、配色の考え方そのものを知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。

配色の基本|失敗しない色の組み合わせ方

スポンサーリンク
PVアクセスランキング にほんブログ村
  1. 配色パターンは大きく2種類
    1. ①色に変化をつける配色
    2. ②色を統一する配色
  2. 色相環を使った配色パターン
    1. ダイアード配色|反対側にある2色を組み合わせる
    2. アナロガス配色|色相環で近い色(類似色)を組み合わせる
    3. トライアド配色|色相環を3等分した3色
    4. スプリット・コンプリメンタリー配色|補色の両隣の色を組み合わせる
    5. テトラード配色|4色を組み合わせる配色
    6. ペンタード配色|5色をバランスよく組み合わせる
    7. ヘクサード配色|6色を組み合わせる
    8. ビコロール配色|コントラストのある2色
    9. トリコロール配色|コントラストのある3色
  3. 色を統一する配色パターン
    1. ドミナントカラー配色|色相を揃えて、トーンで変化をつける
    2. ドミナントトーン配色|トーンを揃えて、色相で変化をつける
    3. トーンオントーン配色|色相を揃えて、明度差を大きくする
    4. トーンイントーン配色|トーンを揃えて、明度差を小さくする
    5. トーナル配色|中間色を使った落ち着いた配色
    6. カマイユ配色|ほとんど同じ色に見える色を組み合わせる
    7. フォカマイユ配色|カマイユより少し変化をつける
  4. 配色パターンを目的から選ぶなら?
  5. 配色パターンを使うときのポイント
  6. 配色パターンはどこで使える?
  7. 配色パターンを覚えると、色選びがもっと楽しくなる
  8. よくある質問(FAQ)
  9. 関連記事
  10. まとめ

配色パターンは大きく2種類

配色パターンは、まず大きく「色に変化をつける配色」と「色を統一する配色」に分けて考えると分かりやすくなります。

このほかにもさまざまな配色パターンがあります。

①色に変化をつける配色

色相環上で離れた色や、一定の間隔にある色を組み合わせます。

色同士の違いが大きくなるため、メリハリ・華やかさ・インパクトを出しやすいのが特徴です。

代表的な配色パターン
  • ダイアード
  • アナロガス
  • トライアド
  • スプリット・コンプリメンタリー
  • テトラード
  • ペンタード
  • ヘクサード

②色を統一する配色

色相やトーンなど、共通する要素を持たせて色を組み合わせます。

色同士のつながりが生まれるため、統一感・調和・落ち着きを出しやすくなります。

代表的な配色パターン
  • ドミナントカラー
  • ドミナントトーン
  • トーンオントーン
  • トーンイントーン
  • トーナル
  • カマイユ
  • フォカマイユ

色相環を使った配色パターン

ここからは、色相環上の位置関係を利用した代表的な配色を紹介します。

ダイアード配色|反対側にある2色を組み合わせる

ダイアード配色は、色相環上で反対側に位置する2色を組み合わせる配色です。

一般的には、補色を使った配色として説明されます。

色の違いが大きいため、メリハリのある印象を作りやすい配色です。

こんなときにおすすめ
  • 目立たせたい
  • メリハリを出したい
  • インパクトのあるデザインにしたい
  • アクセントカラーを効かせたい

両方の色を鮮やかにして大きな面積で使うと、刺激が強く感じられることがあります。
その場合は、片方を淡くしたり、アクセントとして少量使ったりすると調整しやすくなります。

アナロガス配色|色相環で近い色(類似色)を組み合わせる

アナロガス配色は、色相環上で隣り合う、または近い位置にある色を組み合わせる配色です。

色同士に共通する部分があるため、自然につながり、まとまりのある配色になります。

グラデーションのような表現にも向いています。

こんなときにおすすめ
  • 統一感を出したい
  • ナチュラルな印象にしたい
  • やわらかくまとめたい
  • グラデーションを作りたい

トライアド配色|色相環を3等分した3色

トライアド配色は、色相環上でほぼ正三角形になる3色を組み合わせる配色です。

3色の色相差が均等になるため、変化がありながらもバランスの取りやすい配色です。

3色を使う配色の基本として覚えておくと便利です。

こんなときにおすすめ
  • 3色を使いたい
  • カラフルにしたい
  • バランスと変化を両立したい
  • ポップなデザインにしたい

スプリット・コンプリメンタリー配色|補色の両隣の色を組み合わせる

スプリット・コンプリメンタリー配色では、基準となる色と、その補色の両隣にある2色(反対色)を組み合わせます。

補色そのものを使うよりもコントラストが少し穏やかになるため、メリハリを出しながら調和も取りやすいのが特徴です。

テトラード配色|4色を組み合わせる配色

テトラード配色には、代表的に正方形型と長方形型があります。

正方形型

色相環上でほぼ正方形になる4色を選びます。

色相差のある4色を使うため、華やかで力強い印象になります。

長方形型

色相環上で長方形になる4色を選びます。

正方形型よりも色同士の距離に変化があるため、4色を使いながら少し落ち着いた印象にまとめやすくなります。

ペンタード配色|5色をバランスよく組み合わせる

ペンタード配色は、色相環上で正五角形になる位置の5色を組み合わせる配色です。

色数が多いため、華やかでにぎやかな印象になります。

5色すべてを同じ面積で使うのではなく、ベースカラーを決めて、残りをアクセントとして使うと扱いやすくなります。

ヘクサード配色|6色を組み合わせる

ヘクサード配色は、色相環上で正六角形になる位置の6色を組み合わせます。

色相を広く使うため、非常にカラフルで変化のある配色になります。

6色をそのまま均等に使うとかなり華やかになるため、実際のデザインでは、ベースカラーや無彩色を組み合わせて調整すると使いやすくなります。

ビコロール配色|コントラストのある2色

ビコロール配色は、コントラストのある2色を組み合わせる配色です。

補色や白・黒など、色の差が大きい組み合わせがよく使われます。

国旗やサインなど、遠くからでも目立たせたいものにも向いています。

バイカラー」と呼ばれることもあります。

トリコロール配色|コントラストのある3色

トリコロール配色は、コントラストのある3色を組み合わせた配色です。

3色の違いがはっきりするため、印象に残りやすく、メリハリのある配色になります。

国旗などにもよく見られる配色です。

色を統一する配色パターン

ここからは、色同士の共通点を利用して、統一感を作る配色です。

ドミナントカラー配色|色相を揃えて、トーンで変化をつける

ドミナントカラー配色は、色相をある程度統一し、明度や彩度などを変化させる配色です。

同じ色味をベースにするため、比較的作りやすく、統一感のある配色になります。

ドミナントトーン配色|トーンを揃えて、色相で変化をつける

ドミナントトーン配色は、同じようなトーンの色を組み合わせる配色です。

例えば、淡いピンク・淡いブルー・淡いイエローのように、色相は違ってもトーンを揃えます。

トーンの持つイメージを活かしながら、複数の色を組み合わせられます。

トーンオントーン配色|色相を揃えて、明度差を大きくする

トーンオントーンは、同系色の中で明度差を大きくした配色です。

色相が近いため統一感がありながら、明度差によってメリハリも作れます。

トーンイントーン配色|トーンを揃えて、明度差を小さくする

トーンイントーンは、同じようなトーンの中で色を組み合わせる配色です。

色同士の差が小さいため、穏やかでまとまりのある印象になります。

トーナル配色|中間色を使った落ち着いた配色

トーナル配色では、灰色みを含んだ中間色を組み合わせます。

PCCSでは、ソフト・ダル・ライトグレイッシュ・グレイッシュなどのトーンが代表的です。

彩度を抑えた色を使うため、落ち着きのある大人っぽい配色にしやすいのが特徴です。

カマイユ配色|ほとんど同じ色に見える色を組み合わせる

カマイユ配色は、色相・明度・彩度などの差が非常に小さい色を組み合わせる配色です。

ぱっと見では同じ色に見えるほどの微妙な違いを使うため、繊細なニュアンスを表現できます。

シンプルで上品なデザインにも向いています。

フォカマイユ配色|カマイユより少し変化をつける

フォカマイユ配色は、カマイユよりも色の違いを少し大きくした配色です。

微妙な色の変化を楽しみながら、カマイユよりも色の違いを感じやすくなります。

「ほぼ同じ色では物足りないけれど、派手にはしたくない」という場合に使いやすい配色です。

配色パターンを目的から選ぶなら?

作りたい印象おすすめの配色
統一感を出したいアナロガス
落ち着かせたいドミナントトーン
同じ色で変化を出したいドミナントカラー
メリハリを出したいダイアード
3色をバランスよく使いたいトライアド
補色より少し穏やかにしたいスプリット・コンプリメンタリー
華やかにしたいテトラード
カラフルにしたいペンタード・ヘクサード
繊細にまとめたいカマイユ
上品なニュアンスを出したいフォカマイユ
明るさの差でメリハリを出したいトーンオントーン
柔らかくまとめたいトーンイントーン

配色パターンを使うときのポイント

配色パターンは、そのまま使えば必ずきれいにまとまるわけではありません。

実際のデザインでは、色相だけでなく、明度・彩度・トーン・面積も重要です。

例えば補色配色でも、両方を鮮やかな色にするのではなく、

メインカラーを落ち着かせる+補色をアクセントにする

これだけで、かなり使いやすくなります。

また、3色以上を使う場合は、

ベースカラー + メインカラー + アクセントカラー

のように役割を決めると、色が散らばりにくくなります。

配色パターンはどこで使える?

配色パターンは、Webデザインだけでなく、さまざまな場面で活用できます。

Webデザイン

背景・文字・ボタン・見出しなどに配色パターンを取り入れられます。

特に補色やスプリット・コンプリメンタリーは、ボタンなどを目立たせたいときにも便利です。

ファッション

トップス・ボトムス・バッグ・靴などを色相環の関係から組み合わせることができます。

類似色なら統一感、補色ならメリハリのあるコーディネートを作りやすくなります。

インテリア

壁・家具・カーテン・ラグ・小物などの色を組み合わせるときにも使えます。

大きな面積に使う色ほど全体の印象に影響するため、まずベースカラーから考えるとよいでしょう。

配色パターンを覚えると、色選びがもっと楽しくなる

配色は「センスがある人だけができるもの」と思われがちですが、色相環やトーンなどの基本を知ることで、色同士の関係から組み合わせを考えられるようになります。

例えば、

「統一感を出したいから類似色」
「メリハリを出したいから補色」
「3色をバランスよく使いたいからトライアド」

というように、目的に合わせて配色を選べるようになります。

最初からすべての配色パターンを覚える必要はありません。

まずは、同系色 → 類似色 → 補色 → トライアドくらいから試してみると、配色の違いを実感しやすいでしょう。

よくある質問(FAQ)

一番簡単な配色パターンは?

初心者なら、同系色や類似色を使った配色がおすすめです。

色同士が近いため、まとまりを作りやすいからです。

おしゃれな配色にするには何色使えばいい?

まずは3色程度から始めると考えやすいでしょう。

ただし、使う場所や目的によって適切な色数は変わります。

補色配色は派手になりませんか?

補色は色の差が大きいため、強い印象になりやすいです。

その場合は、片方を淡くしたり、アクセントカラーとして少量使ったりすると調整できます。

配色パターンは全部覚える必要がありますか?

すべて覚える必要はありません。

まずは、アナロガス・ダイアード・トライアドなど、基本的なものから試してみるのがおすすめです。

色相環だけで配色を決めてもいいですか?

色相環は便利な目安ですが、それだけで決める必要はありません。

明度・彩度・トーンや、実際に使う面積なども合わせて考えると、よりまとまりやすくなります。

関連記事

まとめ

配色には、さまざまな組み合わせ方があります。

大きく分けると、次の2つの考え方があります。

  • 色に変化をつける配色
  • 色を統一する配色
①色に変化をつけたい②統一感を出したい
ダイアードドミナントカラー
アナロガスドミナントトーン
トライアドトーンオントーン
スプリット・コンプリメンタリートーンイントーン
テトラードトーナル
ペンタードカマイユ
ヘクサードフォカマイユ

ただし、配色パターンは「この通りに色を選べば完成」というルールではありません。

色相・明度・彩度・トーン・面積・色の役割などを調整しながら、自分の目的に合った配色を探してみましょう。

「この色に合う色が分からない」というときも、色相環を使えば、感覚だけに頼らず色の組み合わせを考えられます。

まずは気になる配色パターンをひとつ選んで、実際にカラーチップを並べて試してみるのがおすすめです。

コメント