卵巣の病気について調べると、
など、似た言葉がたくさん出てきて混乱しませんか?
私自身も最初は違いがよくわからず、「結局どれがどう違うの?」と悩んでいました。
この記事では、体験をもとにそれぞれの違いと関係性をわかりやすくまとめています。
全ては卵巣腫瘍
卵巣腫瘍は卵巣にできる腫瘍の総称で、大きく3つに分類されます。
| 卵巣嚢腫 | 良性 |
| 境界悪性腫瘍 | 良性と悪性の中間 |
| 卵巣がん | 悪性 |
この3つは“グラデーションの関係”にあります。
良性 中間 悪性
[嚢腫] ────── [境界悪性] ─────── [がん]
卵巣嚢腫とは(良性)
卵巣嚢腫は、腫瘍ではあるが、基本的には良性。
卵巣腫瘍の80〜90%が卵巣嚢腫と言われています。
命に係わるものではないケースが多く、大きくなると手術の対象になります。
女性の約5〜7%の確率で発生し、比較的よくあるケースと報告されています。
境界悪性腫瘍とは
境界悪性腫瘍は、良性と悪性の中間の性質を持つ腫瘍です。
周囲への浸潤(広がり)は見られないことが多いとされています。
見た目はおとなしいですが、完全に安全とは言い切れません。
再発の可能性もあるため、術後も長期の経過観察が必要となります。
判断がかなり難しいポジションです。
卵巣がんとは(悪性)
卵巣がんは、初期症状がほとんどなく「サイレントキラー」と呼ばれる悪性腫瘍です。
増殖・転移する可能性があり、基本的には手術で腫瘍を切除します。
早期発見と治療が重要。
私の場合|卵巣嚢腫から境界悪性…卵巣がんへ

| 妊娠前 | 卵巣嚢腫6cmで経過観察 |
| 出産から10ヶ月後 | 卵巣嚢腫4cmに小さくなる |
| 出産から2年後 | 卵巣腫瘍が25cmまで巨大化 |
| 手術中の診断 | 境界悪性腫瘍止まり |
| 最終的な病理検査の結果 | 粘液性 卵巣がん(ステージ1A) |
「卵巣嚢腫があります」と言われてから、ずっと経過観察をしていました。
もう少し大きくなったら手術かな、と言われていた頃、妊娠。
産後、卵巣嚢腫が小さくなり、安心しきっていました。
「次の検診は1年後でいい」と告げられました。
しかし、そろそろ検診行かなくちゃ!と思いながらも1ヶ月先延ばしに…。
そこで、巨大な卵巣腫瘍が見つかったのです。
手術中の迅速病理診断では、境界悪性と伝えられました。
しかし術後の詳しい病理検査の結果、卵巣がんと告げられたのです。
なぜ診断が変わることがあるのか?

| 術中迅速病理診断(凍結標本) | 短時間で診断・簡易的な診断 |
| 術後の通常病理組織検査(パラフィン包埋標本) | 診断に時間がかかる・正確な診断 |
後から結果が変わることは珍しくないことです。
この3つの関係性
良性 中間 悪性
[嚢腫] ────── [境界悪性] ─────── [がん]
この3つの卵巣腫瘍は、完全に別物ではありません。
似た特徴を持ち、移行するように見えることもあります。
そのため、混乱しやすいのです。
実際に感じたこと
正直、最初は
「卵巣嚢腫は良性だから大丈夫」
「境界悪性なら大丈夫」
そう思っていました。
90%以上は良性だと言われていたものが、悪性になるなんて思いもよらないことでした。
結果が変わり、病気の理解が一気に変わりました。
知っておきたいこと

卵巣腫瘍の診断は、最終的な病理検査の結果が全てです。
途中の説明で安心しすぎることなく、きちんと理解しておくこと。
しかし、必要以上に不安にならないことも大切です。
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まとめ
卵巣の病気は、
という連続した関係の中にあります。
そして、診断が変わることもある。
だからこそ、正しい情報を知っておくことが大切だと感じました。
本記事は一般的な情報と体験をもとにしています。
治療方針は必ず医師と相談してください。


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