術後2日目。
正直に言うと、この日がいちばんつらかったです。
痛み止めが効かない時間、終わらないように感じる夜。
それでも少しずつ、回復の兆しも見え始めた1日でした
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深夜|終わらない痛みとの戦い
右側を下にしすぎたのか、肩のあたりがポコポコと違和感。
そして何よりつらかったのが、「旧子宮地」のズッキンズッキンする痛み。
陣痛よりはマシ、と思いながら耐えるものの…
痛みレベル:██████████(10/10)+限界突破(体感100/10)
ナースコールは、それから何度も押しました。
点滴の痛い止めは効きもしない、ロキソニンなんて効くわけもない。
看護師さんは
「めっちゃ痛い?10段階でいうとどれ?」
って聞くけど、
「10・・・(10っていうか100なんですけどーー??)」
しかも「傷口はきれいなんやけどねぇ」と言われて、
(見た目きれいだったら、痛くないと思ってます???)
(腹切ったばっかりだぞ!?痛くないわけないでしょー!!)
と、心の中でちょっとキレそうになりつつ、ぐっと我慢。
この「終わりが見えない」「共感してもらえない」感覚がいちばんきつかったです。

この夜は眠れるはずもなく、時計ばかり見ていました。
「次の痛み止めまで、あとどれくらい…?」
10分くらい経った気がして、時計を見る。
まだ10分しか経ってない。
また目を閉じて、痛みに耐える。
「さすがにもう30分くらい経ったでしょ…」
時計を見る。
また10分。
夜が、ぜんぜん進まない。
-痛くて、つらくて、真っ暗で孤独な夜でした。
いつも娘の動画を見ていたら、時間があっという間に過ぎていきます。
だから、娘の動画を見ることにしたんです。
「生まれたときから、今までの分、全て見よう」という気持ちで。
娘の動画を見て、少しだけ気持ちが落ち着きましたが、長い間は見ていられませんでした。
1、2本見ては痛みに耐える、その繰り返しでした。
痛みはまだ強いままでしたが、気持ちの支えがあるだけで少し違いました。
そして3:30頃、(手術が終わってから約38時間後)
痛みが少しだけ和らいで、一段階レベルが下がったような気がしました。
痛みレベル:█████████□(9/10)
朝|やっと“共感”に救われた
朝、ベテラン感漂う看護師さんがやってきた。
「痛み止め、何も効かないんやねぇ」
「座薬があったんだけど、効くかもしれないからやってみよう」
と提案してくれました。
「あ、でもいぼ痔があって…///」
と、謎に照れる私←。
「大丈夫!とりあえずやってみよう!」
と、坐薬を入れてもらったとき、看護師さんに
「お腹の傷、大きいんやねぇ、痛かったねぇ」
と声をかけてもらって、思わず涙。
この一言でかなり救われました。
しかし、痛みは強いままで、ほとんど効きませんでした。
午前|少しずつ体が戻ってくる

体温は36.9℃まで下がっていて、一安心。
朝はまた、血栓予防の注射をお腹にぷすっと。
右手の甲にずっと付いてた、何にもつながってない点滴の管もようやく取ってもらえました。
痛み止めの点滴も、抗生剤入れる前に入れてもらえました。
何も言わなくても察してくれる、神看護師さん…女神のようでした。
一口も食べれてなかった朝食(7分粥)。
「牛乳だけでも飲めますか?」
と、差し出されて、牛乳だけ少し飲むことができました。
そして11:00頃、(手術が終わってから約45時間後)
それまで横向きでしかいられなかったのに、ふと気づくと、仰向けでいられていました。
「昨日よりマシかも…」と思えた瞬間でした。
「あれ…」
もしかして。
ピーク、越えたかもしれない。
そう思えた瞬間でした。
痛みレベル:███████□□□(7/10)
このあとトイレに行ったときに、盛大にガスが爆発!!
スッキリしたのと同時に、なんだか安心しました。
昼|人の力で回復する
まだ痛みには耐えていて、横向きでクッションを抱えて、体を丸めていました。
そのとき、カーテンがシャッと開いて、夫が現れました。
「きたよっ」
(……あ、やっときた)
昨夜まであんなに苦しかったのに、世界は普通に朝になっていました。
夫はいつもの感じで、
「なんか元気そうやな」と。
(いやいや、元気なわけはない…)
でも、顔を見た瞬間、ほっとしたのを覚えています。
ちょうど昼食(全粥)が出てきた時間だったので、夫にごはんを食べさせてもらいました。
やさしいお粥と、和食の味付けのお魚がこれまたおいしい…。
頑張って、魚だけ完食することができました。
食後は薬を飲んで、「薬でなんとかなる」レベルまで回復しました。
痛みレベル:█████□□□□□(5/10)↓↓
午後|回復と落とし穴
昨晩は一睡もできなかったため、夫が帰ったあと少しうとうと。
痛みはかなり楽になってきたから、やっと眠れる!
…と、思ったら。
うとうとすると咳が出て激痛が走る!!
薬の効果も切れてしまって、また痛みが復活。
痛みレベル:███████□□□(7/10)↑↑
この咳が出るときの痛みは、涙とヨダレが出る痛さ(わかるかな…??)。
結局お昼寝はできませんでした…。
“良くなったと思ったら戻る”の繰り返し。
夕方|術後初めて、自分のお腹を見る
夕方トイレに行ったときに、勇気を出して自分のお腹を見てみました。
傷口の部分には、ハチの巣みたいな、ふっくらしたテープが貼ってありました。
傷の大きさは、やっぱり20cm以上はある。
お股の三角の部分は変わらないのですが、その上のお腹が線を描くように少しふくらんでます。
横から見ても、まだぷくっとお腹が出ています。
痛々しい、やせ細ったヨボヨボな自分の体を見て、
「あぁ、病気なんだなぁ」
と、しみじみ感じました。
夜|やっと落ち着いてきた
運ばれてきた夕食は、もう普通食になっていました。
メニューは「鶏と大根のうま煮」
一口食べて、
「……おいしい」
「和食って、こんなに美味しかったっけ…」
「こんな身体にいい食事、全然してなかったな」
気づいたら、ちょっと涙が出ていました。
昨日の夜は、痛みで「もう無理かもしれない」と思っていたのに。
今は、ごはんの味が分かるし、染みる。
それだけで、なんだか生きてる感じがしました。
美味しくて、急にごはんを食べすぎてしまって、逆にまたお腹が痛くなってしまいました。
その後、薬を飲んで、
痛みレベル:██████□□□□(6/10)
やっと痛みが落ち着きました。
22:00|少しだけ自由に
点滴の管から解放されて、ようやく何も気にせずに寝返りが打てるように。
(腕にはまだ刺さったままだけど…)
この日は、まだテレビとか見る元気も余裕もないけれど、
「ちゃんと寝たい」と思えるところまで回復しました。
横になると咳が出るため、リクライニングを上げたまま眠りにつきました。
この日のまとめ
術後2日目は、
この3つが強く印象に残った1日でした。
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▶【術後3日目】卵巣がんステージ1A|回復を実感し始めた日の記録(近日公開予定)
手術の内容や結果についてはこちら。
▶ 【手術内容と結果】術中に分かったこと



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