【術後2日目】卵巣がんステージ1A|痛みのピークと、少しずつ見えた回復の兆し

この記事は約6分で読めます。

術後2日目

正直に言うと、この日がいちばんつらかったです。

痛み止めが効かない時間、終わらないように感じる夜。

それでも少しずつ、回復の兆しも見え始めた1日でした

▶ 卵巣がんの検査・入院・手術・術後の流れを見る
▶ 術後1日目の様子はこちら

痛みレベルの目安
  • □□□□□□□□□□( 0/10):痛みなし
    ███□□□□□□□( 3/10):違和感・軽い痛み
    █████□□□□□( 5/10):我慢できる痛み
    ███████□□□( 7/10):痛みで動けない
    ██████████(10/10 ):激痛・耐えられない痛み

深夜|終わらない痛みとの戦い

右側を下にしすぎたのか、肩のあたりがポコポコと違和感。

そして何よりつらかったのが、「旧子宮地」のズッキンズッキンする痛み

陣痛よりはマシ、と思いながら耐えるものの…

痛みレベル:██████████(10/10)+限界突破(体感100/10)

ナースコールは、それから何度も押しました。

点滴の痛い止めは効きもしない、ロキソニンなんて効くわけもない。

看護師さんは

「めっちゃ痛い?10段階でいうとどれ?」

って聞くけど、

「10・・・(10っていうか100なんですけどーー??)」

しかも「傷口はきれいなんやけどねぇ」と言われて、

(見た目きれいだったら、痛くないと思ってます???)
(腹切ったばっかりだぞ!?痛くないわけないでしょー!!)

と、心の中でちょっとキレそうになりつつ、ぐっと我慢。

この「終わりが見えない」「共感してもらえない」感覚がいちばんきつかったです。

この夜は眠れるはずもなく、時計ばかり見ていました。

「次の痛み止めまで、あとどれくらい…?」

10分くらい経った気がして、時計を見る。

まだ10分しか経ってない。

また目を閉じて、痛みに耐える。

「さすがにもう30分くらい経ったでしょ…」

時計を見る。

また10分。

夜が、ぜんぜん進まない。

-痛くて、つらくて、真っ暗で孤独な夜でした

いつも娘の動画を見ていたら、時間があっという間に過ぎていきます。

だから、娘の動画を見ることにしたんです。

「生まれたときから、今までの分、全て見よう」という気持ちで。

娘の動画を見て、少しだけ気持ちが落ち着きましたが、長い間は見ていられませんでした。

1、2本見ては痛みに耐える、その繰り返しでした。

痛みはまだ強いままでしたが、気持ちの支えがあるだけで少し違いました。

そして3:30頃、(手術が終わってから約38時間後

痛みが少しだけ和らいで、一段階レベルが下がったような気がしました。

痛みレベル:█████████□(9/10)

朝|やっと“共感”に救われた

朝、ベテラン感漂う看護師さんがやってきた。

「痛み止め、何も効かないんやねぇ」
座薬があったんだけど、効くかもしれないからやってみよう」

と提案してくれました。

「あ、でもいぼ痔があって…///」

と、謎に照れる私←。

「大丈夫!とりあえずやってみよう!」

と、坐薬を入れてもらったとき、看護師さんに

お腹の傷、大きいんやねぇ、痛かったねぇ

と声をかけてもらって、思わず涙。

この一言でかなり救われました。

しかし、痛みは強いままで、ほとんど効きませんでした

午前|少しずつ体が戻ってくる

体温は36.9℃まで下がっていて、一安心。

朝はまた、血栓予防の注射をお腹にぷすっと。

右手の甲にずっと付いてた、何にもつながってない点滴の管もようやく取ってもらえました。

痛み止めの点滴も、抗生剤入れる前に入れてもらえました。

何も言わなくても察してくれる、神看護師さん…女神のようでした。

一口も食べれてなかった朝食7分粥)。

「牛乳だけでも飲めますか?」

と、差し出されて、牛乳だけ少し飲むことができました。

そして11:00頃、(手術が終わってから約45時間後

それまで横向きでしかいられなかったのに、ふと気づくと、仰向けでいられていました

「昨日よりマシかも…」と思えた瞬間でした。

「あれ…」

もしかして。

ピーク、越えたかもしれない

そう思えた瞬間でした。

痛みレベル:███████□□□(7/10)

このあとトイレに行ったときに、盛大にガスが爆発!!

スッキリしたのと同時に、なんだか安心しました。

昼|人の力で回復する

まだ痛みには耐えていて、横向きでクッションを抱えて、体を丸めていました。

そのとき、カーテンがシャッと開いて、夫が現れました。

「きたよっ」

(……あ、やっときた)

昨夜まであんなに苦しかったのに、世界は普通に朝になっていました。

夫はいつもの感じで、

「なんか元気そうやな」と。

(いやいや、元気なわけはない…)

でも、顔を見た瞬間、ほっとしたのを覚えています。

ちょうど昼食全粥)が出てきた時間だったので、夫にごはんを食べさせてもらいました。

やさしいお粥と、和食の味付けのお魚がこれまたおいしい…。

頑張って、魚だけ完食することができました。

食後は薬を飲んで、「薬でなんとかなる」レベルまで回復しました。

痛みレベル:█████□□□□□(5/10)↓↓

午後|回復と落とし穴

昨晩は一睡もできなかったため、夫が帰ったあと少しうとうと。

痛みはかなり楽になってきたから、やっと眠れる!

…と、思ったら。

うとうとすると咳が出て激痛が走る!!

薬の効果も切れてしまって、また痛みが復活

痛みレベル:███████□□□(7/10)↑↑

この咳が出るときの痛みは、涙とヨダレが出る痛さ(わかるかな…??)。

結局お昼寝はできませんでした…。

良くなったと思ったら戻る”の繰り返し。

夕方|術後初めて、自分のお腹を見る

夕方トイレに行ったときに、勇気を出して自分のお腹を見てみました。

傷口の部分には、ハチの巣みたいな、ふっくらしたテープが貼ってありました。

傷の大きさは、やっぱり20cm以上はある。

お股の三角の部分は変わらないのですが、その上のお腹が線を描くように少しふくらんでます

横から見ても、まだぷくっとお腹が出ています。

痛々しい、やせ細ったヨボヨボな自分の体を見て、

あぁ、病気なんだなぁ

と、しみじみ感じました。

夜|やっと落ち着いてきた

運ばれてきた夕食は、もう普通食になっていました。

メニューは「鶏と大根のうま煮」

一口食べて、

「……おいしい

和食って、こんなに美味しかったっけ…

「こんな身体にいい食事、全然してなかったな」

気づいたら、ちょっと涙が出ていました。

昨日の夜は、痛みで「もう無理かもしれない」と思っていたのに。

今は、ごはんの味が分かるし、染みる。

それだけで、なんだか生きてる感じがしました。

美味しくて、急にごはんを食べすぎてしまって、逆にまたお腹が痛くなってしまいました

その後、薬を飲んで、

痛みレベル:██████□□□□(6/10)

やっと痛みが落ち着きました。

22:00|少しだけ自由に

点滴の管から解放されて、ようやく何も気にせずに寝返りが打てるように。

(腕にはまだ刺さったままだけど…)

この日は、まだテレビとか見る元気も余裕もないけれど、

「ちゃんと寝たい」と思えるところまで回復しました。

横になると咳が出るため、リクライニングを上げたまま眠りにつきました。

この日のまとめ

術後2日目は、

  • 痛みのピーク(ほぼ限界)
  • 共感で救われた瞬間
  • 少しずつ見える回復

この3つが強く印象に残った1日でした。

▶ 入院中に役立った持ち物はこちら
▶【術後3日目】卵巣がんステージ1A|回復を実感し始めた日の記録(近日公開予定)

手術の内容や結果についてはこちら。
【手術内容と結果】術中に分かったこと

\ あなたにピッタリの保険が見つかる/

コメント