【実録】卵巣がん(卵巣腫瘍)の手術の費用はいくら?検査・入院~退院までの総額公開

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卵巣がんの手術が決まったとき、痛みの次に気になったのは「お金」でした。

  • 手術っていくらかかるの?
  • 入院費や検査費も高い?
  • 制度でどれくらい戻るの?

ネットで調べても「目安」は出てくるけど、実際にいくら払ったのかまではなかなか分からない…。

そこでこの記事では、私が実際に経験した

  • 検査〜手術〜入院〜退院までのリアルな総額
  • 細かい内訳と自己負担額
  • 使えた制度

をすべて公開します。

これから手術を考えている方へ

医療費は制度や保険で大きく変わることがあります。
私自身も事前に知っておけばもっと安心できたと感じました。

この記事について

私は最終的に「卵巣腫瘍」ではなく、「卵巣がん(粘液性がん)」と診断されました。

ただし手術自体は、卵巣腫瘍(良性・境界悪性・悪性)の手術と同等の範囲で行われています。

手術内容
  • みぞおちから下まで約22cm切開
  • 卵巣腫瘍(約25㎝)摘出
  • 子宮・子宮附属器(卵巣・卵管)摘出
  • 大網切除

そのためこの記事は、「卵巣腫瘍の手術を検討している方」にとっても、参考になる内容になっています。

結論|卵巣がんの手術でかかった総額

卵巣がんの手術でかかったトータル金額は、以下の通りです。

総額1,339,475円
自己負担額(※保険適用・制度利用後)128,445円

もちろん高額な出費ではありましたが、これで命が救われたと思えば安いものです。

以下、総額の細かい内訳をまとめました。

内訳①|手術前の検査費用

病気が発覚したのは、頻尿に悩んでいたことがきっかけでした。

近所の病院で、泌尿器科を受診したあと、同じ日に産婦人科も続けて受診。

後日MRI撮影を実施た結果、開腹手術が必要なことを告げられ、手術ができる病院を紹介してもらいました。

内容費用
泌尿器科・産婦人科初診8,440円
MRI検査9,220円
MRI検査結果390円
合計18,050円

紹介先の大学病院では、入院・手術に向けてさまざまな検査を実施しました。

内容費用
女性診療科初診(血液検査・心電図・放射線)9,620円
CT撮影8,740円
口腔外科・肺活量検査・手術前クリニック6,090円
合計24,450円

合計42,500円

病院の初診や検査は割高で、毎回いくらかかるのかお会計がドキドキ。

3割負担とはいえ、手術するまでにこんなにもお金がかかるとは…。

内訳②|手術・入院費用

手術の前日に入院し、入院日数は9日間でした。

内容費用
手術費用632,660円
麻酔費用145,060円
入院費用26,970円
包括評価診療料404,110円
医学管理等13,150円
病理診断31,900円
その他10,980円
合計1,268,630円

手術費用・麻酔費用などはかなり高額になってきます。

上記の費用区分のものは、高額療養費制度限度額適用認定証)の対象となります。

食事は痛みで食べられない日もありましたが、出てるものはしっかり請求されます。

食事代は標準負担額という項目に分類されます。

内容費用
標準負担額(食事代)9,180円
合計9,180円

食事は計18回分だったので、食事1回あたり510円という計算ですね。

病室は相部屋を選んだので、差額ベッド代はありません。

食事代・差額ベッド代は保険対象外なので注意!!

さらに手術前後で1回ずつ、歯科(口腔外科)を受診しました。

全身麻酔で酸素マスクをつけるので、口腔内をチェックする目的です。

内容費用
手術前歯科2,540円
手術後歯科1,460円
合計4,000円

手術・入院費に食事代・歯科を合わせた合計金額は、

手術・入院費合計1,281,810円

病院側は入院費用がどのくらいかかるかなど、事前に詳しくは教えてくれません。

退院日にお支払いするのかと意気込んでいたら、後日支払いとなったのも拍子抜けでした。

内訳③|通院・入院にかかった細かい出費

入院中はタオルやティッシュ・歯ブラシなどの日用品レンタルを利用しました。

紹介先の病院は家から離れた場所にあったので、電車代もけっこうかかります。

手術後、下着が血で汚れたり、トイレに行くのが困難になるかも…と不安だったので念のためお試し用紙おむつを4枚買っていきました。

アトファインテープは病院側から「買ってきてください」と言われたものです。

ドライシャンプーボディシートは、お風呂に入れない数日間用。

パジャマは1枚で足りるかなと思ってたのですが、汗をけっこうかくので、やっぱりパジャマ欲しくなって、2着も買ってきてもらっちゃいました。

パジャマもレンタルすればよかったです…。

手術後はお薬をたくさん飲むので、ペットボトルのキャップとお水は必須です。

内容費用
タオル・日用品レンタル代(284円×9日)2,556円
病院への電車代2,560円
紙おむつ396円
アトファインテープ
(手術後の傷跡テープ)
1,459円
メリットドライシャンプー398円
ボディシート458円
前開きパジャマ2着6,578円
ペットボトルキャップストロー110円
ペットボトルのお水650円
合計15,165円

テレビは見放題だったので、テレビカード代はなし。

化粧水・洗顔などの日用品は持っていたので、特に買い足していません。

合計15,165円

ちまちま必要なものを購入していると、地味に出費がかさむなぁと感じました。

レンタルなど、使えるシステムはできるだけ使うのがおすすめです!!

合計まとめ|トータルでいくらかかったか

かかった費用すべてを合計すると、以下の金額になります。

内容費用
検査費42,500円
手術・入院費(歯科含む)1.281,810円
その他の出費15,165円
合計1,339,475円

大きな手術だったので、これくらいの金額はかかってきます。

総額1,339,475円

ここまで読んで、「思ったよりかかるかも…」と感じた方もいるかもしれません。

私自身も、手術が決まったときに同じ不安を感じました。

ただ、実際には

  • 限度額適用認定証
  • 民間の医療保険

によって、自己負担はかなり抑えられます。

もしこれからに備えたい場合は、一度チェックしておくと安心です。

費用を抑えられた理由|使える制度

限度額適用認定証

事前に準備しておいた「限度額適用認定証」を提示すると、窓口での支払いが限度額にとどめられる制度です。

後から返金を待つ必要がないので、一時的に高額な支払いをしなくて済みます。

マイナンバーカードに保険証を紐づけている場合は、認定証は不要

私はマイナンバーカードが使えると思っていて、紙の限度額認定証は準備していませんでした。

しかし入院中、限度額認定が使えないと言われてしまい、急遽紙の限度額認定証市役所に電話して用意してもらいました。

  • 無職で所得の申請をしていなかった
  • 保険料の滞納があった

…ということが原因だったようです…お恥ずかしい(笑)。

うと
うと

みなさんもご注意ください!!

私の場合の自己負担限度額は、一般:所得210万円以下だったので、

自己負担限度額57,600円

でした。

この制度を使うことができたので、実際の負担はかなり軽くなりました。

手術と入院に関する実際の自己負担額は

1,268,63057,600円

まで抑えることができました!!

この金額はかなり大きいですよね。

高額療養費制度

1か月間に窓口で支払った自己負担額が、所得などよって決められた「自己負担限度額」を超えた場合に、後からお金が返還される制度です。

特別な事前申請が不要で、該当した場合に後日通知がきます。

月をまたいでしまい、自己負担限度額を超えなかった場合は適用されないこともあるので注意。

限度額認定証が使えなかった場合、緊急手術の際などに有効な制度です。

今回は限度額認定を利用したので、高額療養費制度は使用していません。

保険適応後の実際の出費総額

高額な手術・入院費用の実際の出費総額をまとめたものが、こちら。

内容費用
検査費42,500円
手術・入院費(限度額適用)57,600円
食事代9,180円
歯科診察代4,000円
その他の出費15,165円
合計128,445円

自己負担額合計128,445円

民間の医療保険でいくら戻った?

今回、私は民間の医療保険にも加入していました。

現在医療保険に関しては、申請手続き中です。

総額???円

実際に受け取れた場合、こちらに記載する予定です。

病気になる前に、保険1個解約してしまっていたのが悔やまれました…。

民間の医療保険に関しては、入っている内容によって給付の差がかなり大きいです。

「思ったより少なかった」「ここはカバーされなかった」など、人によってかなり違いがあります。

私も今回のことをきっかけに、内容を見直そうと考えています。

※障害年金について

「がんの可能性が高い」と言われたとき、とても不安に思ったことがあります。

それは手術後、もし抗がん剤治療などで生活や仕事が制限されてしまったら…ということ。

そんな不安がある方は、「障害年金」が利用できるかもしれません。

今回のケースでは対象外でしたが、病気の内容によっては対象になる可能性があります。

病院での領収書や、診断記録などはきちんと保管しておくことが大切です。

知っておくだけでも安心につながる制度なので、気になる方は検索してみてくださいね。

正直な感想|お金の不安はどうだったか

手術前は「いくらかかるんだろう…」という不安が大きかったです。

でも実際に経験してみて、

  • 制度を使えば負担は抑えられる
  • 事前に知っておくだけで安心感が違う

と感じました。

これから手術を受ける方へ

これから手術を受ける方に伝えたいのは、お金の不安は“情報”でかなり軽くできるということです。

  • 制度を事前に確認する
  • 大まかな費用感を知っておく

これだけでも気持ちは全然違います。

お金の不安は、「知らないこと」が原因で大きくなりやすいと感じました。

  • 制度を知ること
  • 保険を確認すること

これだけでも、安心感はかなり変わります。

今すぐ何かに入る必要はなくても、一度整理しておくだけで気持ちはぐっと楽になります。

まとめ

病気になるだけでも不安なのに、お金の心配もあると、正直頭の中は不安しかありませんでした。

改めて、健康であることのありがたさを痛感する体験となりました。

  • 卵巣がんの手術・入院費用は1,281,810円だった
  • 制度を使えば自己負担は抑えられる
  • 事前に知っておくことで安心できる

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