卵巣がんの検査でよく出てくる「腫瘍マーカー」という言葉。
「数値が高いとがんなの?」
「正常なら安心していいの?」
私自身も検査を受けたとき、この数値の意味がよくわからず不安でした。
この記事では、体験をもとに腫瘍マーカーの基本と見方をわかりやすく解説します。
大事なこと
腫瘍マーカーを見る上で、心にとどめておきたいこと。
それは、
腫瘍マーカーだけでは診断はできない
ということです。
腫瘍マーカーとは?

腫瘍マーカーとは血液検査でわかる数値で、がんの可能性を調べる“ヒント”になるものです。
がんの可能性を早期に発見するきっかけにも使われています。
卵巣がんでよく使われるマーカー
腫瘍マーカーには、種類がたくさんあります。
特に卵巣がんで使われるのは、CA125とCA19-9の2つです。
■ CA125(正常値35 U/mL以下)
CA125は、卵巣がんでよく使われる代表的なマーカーです。
数値が高いと疑われることがあります。
■ CA19-9(正常値37 U/mL未満)
CA19-9は、主に消化器系のがんのマーカーとして使われています。
特に粘液性卵巣腫瘍で上昇しやすい傾向があります。
▶粘液性がんについて詳しくはこちら
1つだけでなく、複数のマーカーや画像診断(MRIなど)を組み合わせて判断されることが多いです。
数値の見方
高い=がん、ではない
■ 上がる場合
腫瘍マーカーでは、以下の場合に数値が上がることがあります。
ただし、良性の場合でも、数値が高くなってしまうこと(偽陽性)がよくあります。
■ 正常でも安心できない場合
腫瘍マーカーの数値は、卵巣がんでも上がらないケースがあります。
つまり、 参考にはなるけど決め手にはならないということです。
私の場合
最終的に卵巣がんと診断された、私の実際の腫瘍マーカーはこちら。
| 項目 | CA125(正常値35 U/mL以下) | CA19-9(正常値37 U/mL未満) |
|---|---|---|
| 手術前 | 128.2↑ | 33.7 |
| 手術から約3週間後 | 38.9↑ | 未検査 |
CA125の値は、基準値よりかなり高くなっているのが分かります。
しかしCA19-9に関しては、基準値以内にとどまっていました。
この数値を見たときは、
「やっぱりがんなんだ…」とショックを受けました。
しかし、術中診断では境界悪性、最終的な病理検査で卵巣がんと診断されました。
腫瘍マーカーはあくまで「参考値」であり、実際の診断には詳しい病理検査が必要だと感じました。
腫瘍マーカーの役割
腫瘍マーカーは、主に以下のことに役立てられています。
単独ではなく総合判断の一部として使われます。
注意したいポイント
腫瘍マーカーを見るとき注意したいポイントは、3つ。
実際に感じたこと
検査結果を見ると、どうしても
「この数値で大丈夫なのか」と不安になります。
でも実際は、「数値だけでは判断できないことが多い」というのが正直な印象でした。
関連記事
まとめ
腫瘍マーカーは、がんの可能性を知るヒントになるものです。
しかし、単独では診断できないというのが特徴です。
「参考にするもの」として考えるのがとても大切です。
本記事は一般的な情報と体験をもとにしています。
検査結果の判断は必ず医師に相談してください。


コメント