卵巣がんの手術から約2ヶ月。
経過観察の診察で、私は初めて
「HBOC(エイチビーオーシー)」
という言葉を聞きました。
主治医の先生からは、
「お父さんが乳がんになったことがあるなら、遺伝的な要因が関係している可能性があります」
と言われ、遺伝子検査について説明を受けました。
しかし、
など、わからないことだらけでした。
この記事では、HBOCについてできるだけわかりやすく解説しています。
自分の体質をもっと知りたい方へ
HBOCとは?
HBOCとは、
遺伝性乳がん卵巣がん症候群
(Hereditary Breast and Ovarian Cancer Syndrome)
の略です。
簡単にいうと、乳がんや卵巣がんになりやすい体質が遺伝する病気です。
卵巣がん患者のうち、HBOCの人は約20%ほど当てはまるそうです。
原因はBRCA1・BRCA2遺伝子

HBOCの主な原因は、
という遺伝子の変化が、半数以上を占めます。
この遺伝子は本来、
体の細胞を修復したり、がんを防いだりする働きをしています。
しかし遺伝子に異常があると、
細胞の修復がうまくできず、
乳がんや卵巣がんのリスクが高くなることがあります。
遺伝する確率は?

HBOCの原因となる遺伝子変異がある場合、
子どもには50%(2分の1)の確率で受け継がれる可能性があります。
例えば、母親にBRCA変異があった場合、息子・娘どちらにも50%の確率で遺伝します。
家族の将来、万が一に備えておくと安心です
遺伝したら必ずがんになる?
答えはNOです。
遺伝子変異を持っていても、全員ががんになるわけではありません。
ただし、一般の人より発症リスクが高くなることが知られています。
HBOCでリスクが高くなるがん
HBOCでリスクが高くなるとされているのは、主に以下の種類が知られています。
男性の乳がんは重要なサイン
私の場合、主治医の先生が特に注目したのは父の乳がん歴でした。
男性乳がんは比較的珍しいため、HBOCが隠れていることがあります。
特にBRCA2を疑われることが多く、家族に男性乳がんの方がいる場合は、遺伝子検査を勧められることがあります。
HBOCの遺伝子検査とは?

HBOCを調べるためには、採血による遺伝子検査を行います。
主にBRCA1・BRCA2を調べます。
結果によっては、今後の検診方法や家族への情報提供に役立つことがあります。
私が遺伝子検査を勧められた理由

私の場合は、
ということで、遺伝子検査を勧められました。
リスクを知っておくことで、将来娘のために早期発見できる病気があるかもしれない。
もし何か分かることがあるなら、将来のために知っておきたいと感じています。
HBOCが心配な人のチェックリスト
以下に当てはまる方は、主治医へ相談してみるとよいかもしれません。
よくある質問
HBOCは珍しい病気ですか?
乳がんや卵巣がん全体の一部ですが、決してゼロではありません。
特に家族歴がある場合は検討されることがあります。
遺伝子検査は保険適用ですか?
条件を満たす場合、保険適用になることがあります。
詳しくは主治医へご相談ください。
子どもはすぐ検査した方がいい?
一般的には、成人して本人の意思で判断することが多いです。
詳しくは遺伝カウンセリングで相談します。
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まとめ
HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)は、
BRCA1・BRCA2遺伝子の変化などによって、乳がんや卵巣がんのリスクが高くなる体質です。
遺伝子変異がある場合、子どもへ50%の確率で受け継がれる可能性があります。
私自身、卵巣がんになったことで初めてHBOCという言葉を知りました。
まだ検査を受けるか最終決定はしていませんが、娘の将来のためにも、しっかり考えていきたいと思っています。
参考文献・参考サイト
・国立がん研究センター「がん情報サービス」
https://ganjoho.jp/public/index.html
・日本産科婦人科学会
https://www.jsog.or.jp/
・日本婦人科腫瘍学会
https://jsgo.or.jp/
・日本遺伝性乳癌卵巣癌総合診療制度機構(JOHBOC)
https://johboc.jp/

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