大学病院での検査が進み、この日は家族と一緒にCT検査の結果を聞きに行く日でした。
前回の診察で「ご家族と一緒に来てください」と言われていたこともあり、少し緊張しながら病院へ向かいました。
この日から、いよいよ手術に向けた具体的な話が進んでいきます。
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受付は早さがすべてだと学んだ

これまでの通院で、
「受付は早ければ早いほどいい」と学んでいたので、
この日もできるだけ早く婦人科の受付を済ませました。
それでも、やはり待ち時間は長く、この日も長丁場になる予感がありました。
術前検査の流れ|地味に大変だった1つひとつの検査

診察の前に、いくつかの検査を受けました。
まずは歯のレントゲンを撮り、そのあと口腔外科で歯の清掃。
次に、生理機能検査で肺活量のチェックをしました。
これが思っていた以上に難しく、うまくできずに何度もやり直しになりました。
腫瘍で肺も圧迫されていたというのもあり、肺活量が少し不足気味。
そのあと、「術前クリニック」で麻酔についての説明を受けました。
「全身麻酔は、乗り物酔いをしないタイプであれば術後の吐き気は出にくい」
という話を聞いて、少しだけ安心しました。
長い待ち時間と、夕方にはぐずり出す娘

検査と待ち時間を繰り返し、気づけば時間はどんどん過ぎていきました。
夕方になるころには、一緒に来ていた娘も疲れてしまい、ぐずり始めていました。
抱っこしたり、あやしたり、アンパンマンの動画を見せたり、寝かしつけたり…
結局昼寝しないまま、婦人科に呼ばれました。
CT検査の結果|転移は確認されなかった

診察室に入り、まず伝えられたのはCTの結果。
「現時点で、転移は確認されませんでした」
その言葉を聞いたとき、正直かなりほっとしました。
もちろん不安がなくなったわけではありませんが、ひとつ大きな心配が減ったような気がしました。
夫が
「ステージでいうと、どのくらいなんでしょうか?」
と聞くと、
「ステージは1Aとか1Bとか……」
「詳しいことは、手術して詳しく検査してみないとお伝え出来ません。」
と言われて、
「こんなに腫瘍が大きいのに1??」
「ステージ3以上だと思ってた…!」
と、ちょっと拍子抜け。
あとから検索すると、転移の有無がステージにかなり影響することを知りました。
入院の説明|開腹手術後は1週間で退院予定

続いて、入院についての説明がありました。
「え?一週間で退院できるの?はや!!」
開腹手術は2~3週間入院すると思っていたので、驚きでした。
むしろそんなに早くて大丈夫なんだろうか…。
さらに入院中は、15歳以下の子どもは面会できないと言われました。
つまり、娘とは1週間会えないということ。
面会に来てもらおうと思っていたので、ショック。
2歳の娘とは、これまでほぼ毎日ずっと一緒に過ごしてきました。
だから正直、とても寂しい気持ちでした。
でも同時に、ほんの少しだけ。
ほんの少しだけですが、子育てから離れる時間があることに、ほっとしている自分もいました。
四六時中一緒だった娘と、少しだけ離れる時間。
それはきっと、体を休めるための時間だったのだと思います。
手術内容の説明|正直、理解が追いつかなかった

続いて、手術内容についての詳しい説明を受けました。
手術の名称:腹式単純子宮全摘出術・両側附属器摘出術
迅速組織診断結果により、傍大動脈リンパ節/骨盤内リンパ節覚醒術・大網切除術
などなど、専門用語と難しい言葉がちんぷんかんぷん。
理解しようと聞いてはいましたが、正直なところ、ほとんど頭に入っていませんでした。
輸血、血栓、癒着、腸閉塞、リンパ浮腫、再手術の可能性、抗がん剤・・・
うなずきながらも、どこか遠くで聞いているような感覚でした。
有無を言わさず決まっていく現実
実は、腫瘍が見つかる前、
「兄弟がいても楽しそうだね」
「年齢的にも考えてみてもいいかもね」
と、話していることもありました。
しかし、この手術で子宮と卵巣を全て取ることになって、
「やっぱり、もう娘に兄弟を作ってあげることはできないんだ」
と、現実として受け止めることになりました。
お腹は妊婦のようにぽっこりしていました。
だからふと、
「これがしらこ(腫瘍)じゃなくて、本当に赤ちゃんだったらよかったのにな」
そんなことを思ったこともありました。
それでも、まずは自分が元気でいること。
それが今いちばん大事なことだと思っています。
入院手続き|現実が一気に近づく

診察のあとは、入院に関する説明がありました。
病室は個室にするとなかなかなお値段なので、相部屋にしました。
ここまで来て、「本当に入院するんだ」と実感が湧いてきました。
同意書を抱えて帰る帰り道
手術や検査に関する同意書をたくさん受け取り、会計を済ませて病院を出ました。
外はすっかり暗くなっていて、長い1日が終わったことを感じました。
病院て、なんでこんなに疲れるんでしょうね。
転移がなかったことで、少しだけ軽くなった気持ち

帰り道、転移がなかったと聞けたことで、気持ちは少しだけ軽くなっていました。
これから手術があることには変わりありませんが、ひとつ安心できたことは大きかったです。
まとめ|手術に向けて現実がはっきりした日
この日は、検査・説明・手続きと、すべてが一気に進んだ1日でした。
不安もありましたが、同時に少し安心できたこともあり
気持ちの中でも大きな変化があった日だったと思います。
このあと、手術までは約3週間待つことになりました。
▶ 【手術待ち】不安だった3週間(近日公開予定)



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