卵巣の「境界悪性腫瘍」とは?|がんとの違い・再発率・5年生存率をやさしく解説

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手術中の検査で「境界悪性」と言われたとき、正直その場ではよく分かりませんでした。

がんではない?でも良性でもない?

調べれば調べるほど不安になったのを覚えています。

この記事では、

  • 境界悪性腫瘍とは何か
  • がんとの違い
  • 再発率や5年生存率の目安
  • 実際に感じたこと

を、できるだけ分かりやすくまとめます。

卵巣の境界悪性腫瘍とは?

境界悪性腫瘍(ボーダーライン腫瘍)は、

良性と悪性(がん)の“中間”にあたる腫瘍です。

特に卵巣にに多く見られます。

特徴としては、

  • 細胞の見た目は悪性に近い部分がある
  • 周囲へ強く入り込む(浸潤)は少ない
  • 進行は比較的ゆるやか

といった点があります。

境界悪性腫瘍の主な種類

卵巣境界悪性腫瘍には種類があり、特徴もさまざまです。

腫瘍タイプ特徴
漿液性 境界悪性腫瘍最も頻度が高く、乳頭状の構造が特徴。
多くは両側に発生し、腹膜播種を伴うこともある。
粘液性 境界悪性腫瘍片側に見られ、大きな嚢胞(袋)を形成しやすい。
付属器捻転の原因になりやすい。
類内膜 境界悪性腫瘍まれな病型で、子宮内膜症に関連して発生することがある。
腺腫のような構造で、軽度から中等度の細胞異型を伴う。
明細胞 境界悪性腫瘍グリコーゲンを含む細胞質を持つ腫瘍細胞。
子宮内膜症とつながりがあり、悪性に転化するリスクが高い。
境界悪性 ブレンナー腫瘍最も珍しい病型で、移行上皮のような腫瘍細胞が増殖する。

がん(悪性腫瘍)との違い

境界悪性の、悪性(がん)との大きな違いは、

  • 強い浸潤がない(広がりにくい)
  • 転移が起こりにくい
  • 予後(経過)が良いことが多い

この3つです。

ただし、完全に「安心」と言い切れるものではないというのも大事なポイントです。

治療方法について

卵巣境界悪性腫瘍の治療は、基本的に手術での摘出が中心です。

手術によって腫瘍を完全に取り除くことを目指し、病気の進行度を確認します。

将来子どもを産むことを希望する若い方は、子宮と片側の卵巣を残す手術になることもあります。

基本的にはがんではないので、

  • 抗がん剤治療は行わない
  • 定期的な経過観察のみ

となるケースが多いです。

再発率の目安

境界悪性腫瘍は、比較的予後が良いとされていますが、

再発の可能性はゼロではありません

一般的には、

再発率約5〜20%前後

とされることが多いです。

手術方法や年齢、病理タイプなどによって変わります。

5年生存率について

生存率については、気になる方が多いポイントですが、

境界悪性腫瘍の場合は、

5年生存率90%以上と非常に高い

とされています。

特に早期の場合は、さらに良好な経過になることが多いです。

しかし、治療後10年以上経ってからの再発も報告されており、長期間の定期検診が必要です。

私の場合

私の場合は、手術中の検査で

粘液性境界悪性腫瘍

と診断されました。

手術前は「悪性の可能性が高い」と言われていたため、

  • がんではなかったという安心
  • でも“完全に良性ではない”という不安

その両方が一気に押し寄せてきました。

境界悪性」という言葉はあまり聞き慣れず、最初は戸惑いの方が大きかったです。

不安だったこと

当時、特に気になっていたのは、

  • 再発するのか
  • 本当に安心していいのか
  • これからどう生活すればいいのか

ネットでいろいろ調べる中で、不安が大きくなったり、逆に少し安心したり。

気持ちはかなり揺れていました。

今思うこと

今振り返ると、

  • 「がんではなかった」という事実は大きい
  • でも「経過観察は大事」という現実もある

その両方を受け止めていくことが大切だと感じています。

境界悪性の場合、保険はもらえる?

正直、もうひとつ気になったのが

境界悪性腫瘍だった場合って、保険ってどうなるんだろう?」

ということでした。

調べてみると、

がん保険対象外になるケースあり
医療保険(入院・手術給付)対象になることも多い

境界悪性腫瘍は、がん保険の対象になるかどうかが分かれる場合もあるようで、

「もし今回がこの診断だったら、どうなっていたんだろう」

と少し考えてしまいました。

いざというときに慌てないためにも、一度整理しておくのも大切だと感じています。

まとめ

境界悪性腫瘍は、

  • 良性と悪性の中間にある腫瘍
  • 比較的予後は良い
  • ただし再発リスクはゼロではない

という特徴があります。

必要以上に怖がりすぎる必要はありませんが、しっかり向き合っていくことが大切だと感じています。

手術の内容と結果はこちら
▶ 術後の回復の様子はこちら(近日公開予定)

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