手術中の検査で「境界悪性」と言われたとき、正直その場ではよく分かりませんでした。
がんではない?でも良性でもない?
調べれば調べるほど不安になったのを覚えています。
この記事では、
を、できるだけ分かりやすくまとめます。
卵巣の境界悪性腫瘍とは?

境界悪性腫瘍(ボーダーライン腫瘍)は、
良性と悪性(がん)の“中間”にあたる腫瘍です。
特に卵巣にに多く見られます。
特徴としては、
といった点があります。
境界悪性腫瘍の主な種類
卵巣の境界悪性腫瘍には種類があり、特徴もさまざまです。
| 腫瘍タイプ | 特徴 |
| 漿液性 境界悪性腫瘍 | 最も頻度が高く、乳頭状の構造が特徴。 多くは両側に発生し、腹膜播種を伴うこともある。 |
| 粘液性 境界悪性腫瘍 | 片側に見られ、大きな嚢胞(袋)を形成しやすい。 付属器捻転の原因になりやすい。 |
| 類内膜 境界悪性腫瘍 | まれな病型で、子宮内膜症に関連して発生することがある。 腺腫のような構造で、軽度から中等度の細胞異型を伴う。 |
| 明細胞 境界悪性腫瘍 | グリコーゲンを含む細胞質を持つ腫瘍細胞。 子宮内膜症とつながりがあり、悪性に転化するリスクが高い。 |
| 境界悪性 ブレンナー腫瘍 | 最も珍しい病型で、移行上皮のような腫瘍細胞が増殖する。 |
がん(悪性腫瘍)との違い

境界悪性の、悪性(がん)との大きな違いは、
この3つです。
ただし、完全に「安心」と言い切れるものではないというのも大事なポイントです。
治療方法について

卵巣境界悪性腫瘍の治療は、基本的に手術での摘出が中心です。
手術によって腫瘍を完全に取り除くことを目指し、病気の進行度を確認します。
将来子どもを産むことを希望する若い方は、子宮と片側の卵巣を残す手術になることもあります。
基本的にはがんではないので、
となるケースが多いです。
再発率の目安

境界悪性腫瘍は、比較的予後が良いとされていますが、
再発の可能性はゼロではありません。
一般的には、
再発率:約5〜20%前後
とされることが多いです。
手術方法や年齢、病理タイプなどによって変わります。
5年生存率について

生存率については、気になる方が多いポイントですが、
境界悪性腫瘍の場合は、
5年生存率:90%以上と非常に高い
とされています。
特に早期の場合は、さらに良好な経過になることが多いです。
しかし、治療後10年以上経ってからの再発も報告されており、長期間の定期検診が必要です。
私の場合
私の場合は、手術中の検査で
「粘液性境界悪性腫瘍」
と診断されました。
手術前は「悪性の可能性が高い」と言われていたため、
その両方が一気に押し寄せてきました。
「境界悪性」という言葉はあまり聞き慣れず、最初は戸惑いの方が大きかったです。
不安だったこと

当時、特に気になっていたのは、
ネットでいろいろ調べる中で、不安が大きくなったり、逆に少し安心したり。
気持ちはかなり揺れていました。
今思うこと

今振り返ると、
その両方を受け止めていくことが大切だと感じています。
境界悪性の場合、保険はもらえる?
正直、もうひとつ気になったのが
「境界悪性腫瘍だった場合って、保険ってどうなるんだろう?」
ということでした。
調べてみると、
| がん保険 | 対象外になるケースあり |
| 医療保険(入院・手術給付) | 対象になることも多い |
境界悪性腫瘍は、がん保険の対象になるかどうかが分かれる場合もあるようで、
「もし今回がこの診断だったら、どうなっていたんだろう」
と少し考えてしまいました。
いざというときに慌てないためにも、一度整理しておくのも大切だと感じています。
まとめ
境界悪性腫瘍は、
という特徴があります。
必要以上に怖がりすぎる必要はありませんが、しっかり向き合っていくことが大切だと感じています。
▶ 手術の内容と結果はこちら
▶ 術後の回復の様子はこちら(近日公開予定)


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